株・FXの入門 トータル黒字を出すためにはどうしたら良いですか? ←自分の弱点をゼロにしてください

この記事は、株やFXを始めて年間黒字を目指しています、でも年間黒字になりません!どうしたら良いですか?って人のための記事です。

入門したばかりの初心者は甘い夢見て、簡単に稼げそう♪という甘い考えでトレードに来ますが、実際は、自分の弱点をゼロにするまで年間黒字にならない世界です。

勉強方法や相場師として問われる能力を一通り羅列しましたので、今スランプ中の方は自己の点検にご利用ください。

※)この記事は約2分半で読めます。

倍率は難関資格と同じくらいなので、何を聞かれても即答できる位の品質には届いていないと、年間黒字は厳しい

株の世界、FXの世界は厳しいって聞いた・・・稼いでる人と稼いでない人の差が激しいらしい・・・どれくらいの勉強量が必要なんだろう・・・信託銀行や証券会社の自己売買部門のプロトレーダーと違って、個人トレーダーはトータル黒字に持っていくことは人間業なのだろうか・・・

大恐慌や相場の乱高下、大物経営者の逮捕など、予期せぬ出来事が起こるのが東証や外為市場です。

そこで株で大失敗した、とか、FXで借金抱えた! とか色々と暗い話を聞くわけですが、実際はどうなのか。どれくらいの勉強量が問われるのか、トータル黒字とはどういうことなのか、考えを記事化してみました。

これから株やFXを始める人には厳しい話も書いています。倍率にして10倍前後の厳しい世界ですから、心して、この世界にいらっしゃってください。また、最近、利益確定が連続している中級者の方も、「勝って兜の緒を締めろ」 という日本語があります。

勝っても次のエントリーが来ます。心に驕りや慢心が有るとボロボロになるのがトレードです。今日は少々厳し目の記事ですので、今、稼いでる方は兜の緒を締めるためにご利用ください!

<本日の記事を読む利益>

・勉強量について学べる(倍率の話)

・金融界の裏話をします

・稼げない人 → 稼げる人になる道筋のイメージがわく

・甘い考えが吹き飛ぶ

<本編ここから>

Q)最近株に興味を持ち始めて株の入門書を一通り読んでみて少額ながら株取引をやってみたいと思いました。

しかし、ネットサーフィンをしていて、大多数の個人投資家が成功していない事を知りました。
この失敗している個人投資家というのは一体どの程度株の知識を持ち、社会の動向やその投資する会社について研究したりしているのでしょうか?

勿論、機関投資家のようにはいかないでしょうが、個人ではできる限り研究してもトータルで黒字にもっていくのはかなり難しいでしょうか?

回答よろしくお願いします。

株やFXを頑張る、というのは難関資格に挑戦する位の熱量は求められる

A)個人投資家は結構、損で終わっています。個人投資家というか、ホームトレーダー(個人投機筋)に話を限定して記事を書きますね。

事実として90%が脱落しています。これはつまり、税理士と同じくらいの倍率です。(税理士試験は約10倍の狭き門だと聞きます)

ですので、自分の資金を売買で殖やそうとする人(株、FXを問わず)は、税理士試験と同じくらいの時間・努力を投入するべきだと個人的には考えています。

質問が2点ありますので、両方答えようと思います。

質問① 失敗している個人投資家というのは一体どの程度株の知識を持ち、社会の動向やその投資する会社について研究したりしているのでしょうか?  ←まずは、ここからですが、多分こういう雑誌で売買している人も多いと思います。

多分、こういう物を教材として頑張っている人も、何十万の数で居ると思います。

こういう、ライトな演出が施されているマネー雑誌はプロは読みません。

そもそも、こういう本の読者層は投資と投機(トレード)の区別もついていないと思います。

何度もリンクを貼りましたので、投資と投機(トレード)の解説は省きますが、こういうマネー雑誌を読んでも、株主優待や決算は詳しくなりますが、需要と供給はマネー雑誌には書いてありません。

例えばですが、次の下値支持線が仕事するのか、しないのか。次の(一目均衡表の)雲が仕事するのか、しないのか。マネー雑誌や会社四季報には書いていません。

超、極端な話をしますが、テクニカルが仕事すれば利食いさせてもらえる。テクニカルが仕事しなければ損切で終わる、という部分があります。

トレンド継続の根拠や、押し戻りの深さ、エントリータイミングの根拠として利用するのがテクニカルです。で、テクニカルは仕事したり、仕事しなかったりで、いい加減で信用ならないんですね。

一般の世界には答えがあり、努力をすれば答えをGETして、ゴールに行けるわけです(例 関ヶ原の戦い →1600年 と歴史の答案に書けば丸がもらえる  円周率3.14が答えなので、3.14で計算ドリルを頑張ると、計算ドリルは丸ばかりになり、算数に成功する)

一般の世界と違って、レードの世界は、100%のものが無いわけです。(これだけは間違ってないです、という部分が無い)

テクニカルの王者である、ダウ理論ですら絶対ではなく、時々トレンド転換を起こして、損切で終わります。

殆どの自称トレーダーは、代表的なテクニカルを説明できない

1つ目の質問に戻りますが、 損している人は一体どの程度株の知識を持ち、社会の動向やその投資する会社について研究   ←多分、代表的なテクニカルを全部言えないと思います。

私も日本中の全トレーダーと面談したわけじゃないですが、書店の利殖コーナーの本を立ち読みしている感じ、ほとんどの損で終わっている運用者は、テクニカルを隅から隅まで言えないです。

それって、税理士試験で例えるなら、勉強量不十分で、簿記1級に受かりたいです、とか、法人税法に詳しくないですけど、所得税は素人ですけど税理士合格したいです、ってのと同じ構図だと思っています。

弁護士になりたいですけど、民法詳しくないです・・・とか、刑法詳しくないです・・・とか、苦戦するのは当然であり、詳しくなるまで合格しないのと同じ構図ですね・・・

ちょっと、

テクニカルに不明点が残ったまま倍率10倍の突破は流石に厳しいかな、

と個人的には思っています。

また、 社会の動向やその投資する会社について研究  ←これはmustではありません。知らないよりは知ったほうが良いですが、需要と供給がすべてですので、チャートが全てを語っています。

自分よりおめでたい値段を出す人間に高値で売りつけるだけです。

一言でいうと、トレンド継続すると踏んでる人たちに高値で売りつけるだけです。

<トレンド終点までチキンレース、これが相場師です>

その根拠としてダウ理論があり、ダウ理論が「もうおめでたいヤツ居ません!」とCallするまで付き合っていくだけのチキンレースです。これが需要と供給の意味です。

私も株やFXには数十万払ってテクニカルを学び倒したので、書店に置いてあるマネー雑誌、

これを読んでも稼げるようにはならない、というのは骨の髄まで理解しています。

負けている殆どの相場師は勉強不足

それでも書店に行けば、マネー雑誌が平積みなのは、こういうので売買している人も相当居る、というわけですから、ほとんどの損している運用者は勉強不足と言うしかないのかな、とは個人的には思っています。

質問②  勿論、機関投資家のようにはいかないでしょうが、個人ではできる限り研究してもトータルで黒字にもっていくのはかなり難しいでしょうか?   ←これですが、機関投資家は損で終わってる事が多いです。具体的には年金運用や投資信託ですが、成績は良くありません。

年金運用等の、大手機関投資家は国民からクレームが来ないよう、大型優良株で運用されている

機関投資家、特に年金運用は、マザーズ銘柄など新興銘柄で年金を運用すると、損で終わった時、国民からクレームの嵐となります。よって、年金基金(信託銀行など)は、大型優良株をHoldしていないと、クレームが来るわけです。年金未納の方も多いので、国民やマスコミから悪く言われないよう、NTTやトヨタ自、三菱商事など、国民からクレームが出にくい優良株で固めています。(運用成績が悪くても年金支払ってる人も、有名企業にはクレームを出しにくい)

こういった大型優良株は、日経平均株価(指数)と相関性が高く、連動傾向があるため、年金運用は、アベノミクスの恩恵は受けています。民主党時代は日経平均株価(指数)が7800円くらいまでいきましたから、年金運用はガタガタでした。

ハッキリ言って年金運用は国民からクレームが来ないよう、大型優良銘柄で固めていますから、政権次第の所あります。(指数を上向きにしたがる自民か、野党寄りの政権か、で指数の運命が決まります)

ちょっと話がそれますが、投資信託の成績も、販売手数料や信託報酬などを差っ引いた部分、指数連動型ETF(投資信託)などに成績で負けるわけです。(ほとんどの投信は日経平均に負けます)

ですので、トレードではなく、投資がしたいです!  って人は、投資信託という選択肢は外して、日経平均に連動するETFを「Buy & Hold」 ですね。(資金が多い人向け)

※)頻繁に売り買いしない運用(低手数料)をパッシブ運用と呼びます。(日経平均連動型など)

手数料を大量に取られるのをアクティブ運用と呼びます。(日経平均に負けている投資信託が多い)

資金量が普通の人は、需要と供給を極めて、トレードやりましょう。Buy&Holdの投資はお金持ちのやる事です。

ヘッジファンドも結構、廃業している

誤解があったので訂正しましたが、機関投資家はそこそこ負けています。ヘッジファンドもリーマンショックで随分、廃業しました。

ですので、機関=スゲー  個人=大したことない  てのは誤解です。

※)噂で聞いた話ですが、「証券ディーラー」も「ベテランの個人トレーダー」も売買技術は大差ない。大差があるのは資金量、と聞きました。

証券ディーラーは勤め先の大量の資金があるので、超細かいポジションサイズで、バッファー(キャッシュポジション)が大量に残っているので、逆行に耐えられる、耐えていたらローソク足が戻ってくるので、ストップ狩りに狩られずに利食いができる。

個人は資金量が小さすぎて、バッファーが小さすぎる。逆行に耐えきれずに損切ったら、ヒゲに狩られてローソク足がトレンド方向に戻ってきても利食いさせてもらえない、という噂は聞いた事あります。多分、この噂は本当です。

テクニカルを徹底的に勉強して、重要なテクニカルと重要ではないテクニカルを脳内仕分けできるようにすると、相場の大事な部分と大事でない部分が見えてきて、余計な部分を削ぎ落とす。すると、環境認識に適した手法を代入しよう!とう事を考え始める。

本題に戻りますね。  個人ではできる限り研究してもトータルで黒字にもっていくのはかなり難しい  ←これですが、テクニカルの研究は徹底的にやって欲しいです。私のYou Tube動画でも随分解説しましたが、テクニカルは沢山あります。で、重要度の高いテクニカルと、重要度の低いテクニカルがあります。

沢山テクニカルを頭に叩き込んで、重要度の低いテクニカルは削ぎ落としてく、この作業は省くべきではありません。大別すると縦向きのテクニカル、横向きのテクニカルに大別できるわけですが、ダウ理論以外のテクニカルもしっかり学ぶと、売買ルール設計の補助ツールとなります。

結論言えば、ダウ理論がテクニカル王国の王者であり、キングなわけですが、門番や王国の掃除の人を無視して良い、という意味ではありません。

重要度は低いですが、無いよりは有ったほうがマシです。あらゆるテクニカルを熟知した人間のチャートを見る目は研ぎ澄まされています。これで検証ソフト回して過去データをもっていると鬼に金棒です。

言い換えると、需要と供給を極める  ということです。

本題への回答になりますが、  個人ではできる限り研究してもトータルで黒字にもっていくのはかなり難しいでしょうか?   ←これは一概には言えません。

年間黒字にならない原因は、個人個人で異なる。

トータル赤字になる原因にも複数あるので。例えばですが

①資金管理を破ってしまい、1回の5シグマですべてぶっ飛ばした とか

②検証が終わってないまま売買やってるので、取引中に気持ちがジェットコースターになり、平常心失って、馬鹿な取引して資金溶かした とか

③先月の負けを取り返そうとして、エントリーの根拠が無くなったのに、ナンピンしまくって資金ぶっ飛ばした とか

④そもそもテクニカルの知識が少なすぎる  とか

⑤手数ばかり増やして、エントリーの精度が低い とか

⑥投資顧問業を雇って、さんざんな目にあった とか

⑦そもそも期待値プラスの売買ルールを持ってないです・・・とか

稼げない理由・原因は人それぞれ違うわけです。

ですので、「研究してもトータル黒字に持っていくのは難しいですか?」 という質問には、「その人の弱点を乗り越えるまでは赤字が続くと思います」、というのが返事になります。

例) 期待値プラスの売買ルールをもってない、という弱点 → 期待値プラスの売買ルールを用意する努力

感情の上下がジェットコースター状態、という弱点  →検証作業を終わらせる、という努力

そもそもテクニカルの知識が少なすぎるという弱点  →株セミナーに行く、株本を読み漁る という努力

等々

相場師として稼ぐ、という事は、相場師の通知表でオール5をとる、という事。

稼げない = 弱点を残したまま売買している

ということです。

で、弱点を浮き彫りにするために売買日記書いてくださいね、と私のブログでは言っています。

で、ポジポジ病やら、エントリー恐怖症やら、期待値プラスの売買ルールもってません とか・・・あらゆる弱点の克服に成功した時、その人はアマチュア → プロに脱皮します。

ですので、90%のアマチュア運用者と、10%のプロの運用者がいるわけです。

この複数の弱点を克服する努力が税理士試験と同じくらいの代償だと思いますから、倍率10倍をあんまり舐めないほうがいいのかな、とは体験からは思います。

ほとんどの個人トレーダーは、

マウスをカチカチやって、簡単に儲けよっかな♪

という甘いノリで運用の世界に入ってきます。マネー雑誌も、アマチュアに甘い夢見させるように演出してますし(広告主の証券会社の手数料欲しさ)  ↓↓↓

<こういうの>

自分の弱点を克服するまで、気力を振り絞ってFXを続けるか、途中で嫌になって辞めていくか・・・究極はこの二択。

もし、甘い考えで株やFXの世界に来ると、本当に嫌な思いします。(倍率10倍です) 来てしまった人は、自分の弱点を克服し切るまで頑張るか、脱落するかの2択です。

もし、これからFX取引や株の売買を始めるのであれば、まずはテクニカルの不明点をなくす、売買の履歴をコクヨのノートに保存する。1個1個、弱点を「しらみつぶしていく」 →負けが徐々に減っていく  → 一皮むける  →検証頑張る

こういう道を歩みますので、アマ → プロに化けるまでに産みの苦しみは味わうのは覚悟しておいたほうがいいです。

倍率10倍ですので、税理士試験も独学で勉強できるとは思いますが、資格予備校とかに行って、試験日までに学習効率を上げますよね。

<こういう予備校>

株もチャート本で独学できますが、株セミナーに行ったりすると学習効率は上がると思います。私も体験あるのですが、株セミナーなどに行くと、居酒屋とかで懇親会とかをやります。

懇親会で近くに座っている人と鍋をつつきながら、お酒を飲みながら株やFXの話をするわけですが、みんな苦労しているわけです。

<相場師だけの懇親会に行ってみると、みんな負けて苦労している>

トレーダーだけの孤独感って有ると思います。損してるの自分だけなんじゃね? とか、周りの人が自分の資金を持っていってるだけじゃね?

機関投資家やヘッジファンドが自分の資金をかすめ取ってるんじゃね?

とか、損切が連続すると孤独感と猜疑心がムクムク育ちます。(感情がBadになり、思考が暗くなる部分はトレードにはあります)

私も株セミナーには過去行きましたし、懇親会とかで居酒屋で隣に座った相場師と食事や飲酒した経験ありますが、他人も苦労しているのが分かれば、自分だけじゃないんだな、とちょっとした気休めはなりました。(全員が苦労しているわけなので、自分だけが無能ってわけじゃない)

そもそも難しい世界に来ているわけです。

損得を脇に置き、一皮むけるまでの気持ちを焦らないほうが、一皮むけるまでの「心理的な泥沼期間」を少しはマシに過ごせる秘訣のように思います。

参考までに過去の私の弱点を記事でまとめています。似たような弱点を抱えてる方はご参考にどうぞ。

結論!)

1 トレーダーの難易度は税理士試験の倍率に近い

2 税理士試験に合格するくらいの代償は払った方が良い

3 知識を網羅できないと税理士に合格できないのと同じ構図で、テクニカルを網羅していないと、トレーダーとして一皮むけない。いつまでもアマチュア

4 需要と供給を極めたいのであれば、チャートの不明点は残しておかないほうが良い

5 年金運用は指数次第(あれは政権の問題)

6 ほとんどの投信は日経平均に負けている(販売手数料や信託報酬で利益を抜かれるため)

7 テクニカル王国のキングはダウ理論だが、テクニカル王国の門番や、テクニカル王国の料理人、掃除の人など、全員網羅したほうがいい

8 負ける原因は自分の売買に弱点が残っているから(心理面含む)

9 弱点の克服を1個1個取り組み、自分の弱点をゼロにすると、アマ → プロに脱皮する

10 自分の弱点を浮き彫りにするために、売買日記を書いたほうが良い(株・FXチャートを印刷しておくと、読み返した時に記憶が蘇るのでオススメ!)

11 ずぶの素人であれば、ダウ理論学ぶ → 資金管理学ぶ →教科書通りの損切学ぶ →この記事で1番簡単な手法学ぶ   これが効率的かな、と思います。

<質問への回答>

・損で終わってるトレーダーは有名所のテクニカルを全部、説明ができない(勉強量で追いついていない)

・個人トレーダーがトータル黒字に持っていくためには、自分の弱点を1個1個克服していく作業に成功しなくてはいけない

<技と心(メンタル)、両方>

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