株で儲けるための勉強は? ←資格や日経新聞はmustじゃないよ!

Q) 株で儲けるためには知識が大切と思い
証券外務員資格を考えましたが
みなさんに否定されました。

日経新聞を毎日読むとして
どのような資格や勉強をすれば株式取引で儲けて
生活をしていけるのでしょうか?

A) 株やFXで生活をするために、資格はmustではありません。wantでもありません。

この辺のお気持ちは本当によく共感できまして、自分も昔、証券アナリストの資格を取ろうか、真剣に考えていた時期があります。

株式投資で儲けて生活をしていけますか? ということですが、「値幅を獲れる人間になってください!」としか言いようがありません。

日経新聞を毎日読む、というくだりが有りますが、日経新聞を読むのは別にmustではありません。

値幅を獲る上で大事なことは、チャートを開いた折に、「群集心理」を察する事ができるかどうか、です。

例えばですが、ゴールデンクロスが目に入った折に、群集心理は、安値の切り下げを否定し、安値の切り下げに失敗しているわけです。 その時、「今、供給軍がどんな気持ちかな」という、他人の心中を察する作業が大事です。

 <こういう部分 臨場感を出すために、メモ帳で未来チャートを隠しています>

1回、ゴールデンクロスが発生してから、次のデッドクロスが発生するまで、上昇トレンドがどれくらいの期間、継続するのかな・・・というのを検証ソフトを回してバックテストを採取しておくと、上記の、メモ帳で隠した部分に存在するであろう、

押し目買いのチャンス

を自信を持って掴みにいける訳です。

上記のチャートで言えば、ゴールデンクロスの前に、押せ押せの供給軍の快進撃の歴史があります。この供給軍の撤退の損切の買いが、次の「まだ見えない上昇トレンド」の燃料になるわけです。

では、まだ見えない未来チャートの、どういう場所で約定注文を出すと、損切幅が短く、利食い幅が長くできるんですか? という問題にぶつかるわけですが、そこは、テクニカルを勉強してください、という話となります。

具体例を言いますと、私の押し目買いは、ローソク足 +移動平均線 +ストキャスティクス +フィボナッチ で、最高のエントリータイミングの目星をつけて、分割して資金を入れていきます。

このように、ローソク足の見方も勉強しなくてはいけません。移動平均線も勉強もしなくてはいけません。オシレータの知識も無いよりかは有った方が良いです。押しが完了するとしたら、フィボナッチのどの辺かな、という「フィボナッチそのもの」の知識を持ってないと、押し目のタイミング合わせが上達しません。

実は、聖杯探しをしている時期は、テクニカル知識が底上げされるので、自分は聖杯探しは無駄だとは思っていません。

ご質問に戻りますね。

Q) どのような資格や勉強をすれば株式取引で儲けて
生活をしていけるのでしょうか?

→ 株の世界、FXの世界、先物を始め、各種デリバティブ取引の世界は、

 一般の世界とは、大きく異なる世界です。(このマインドは大事です)

我々は、トレードの世界に来る前に、一般の世界を体験します。  一般の世界は、確実さを追求する世界です。

例えば野球部に入部して、バッターボックスに立った手前、監督からスクイズのサインを受信したら、身を呈してでも確実に3塁ランナーを本塁に生還させると拍手が送られるわけです。

また、数学の中間テストで、計算ミスをやらかして、✕がついてしまった折、「次は注意するように」と数学教師から、「確実に丸を取れ!」と叱責されるわけです。

会社に就職して事務的ミスを出してしまった折、「デタラメな事務作業をするな!」というお叱りを上司から頂戴します。

野球部のスクイズ、数学の中間テスト、就職後の事務作業・・・例として3つ挙げましたが、トレード以外の世界は、確実にキメる ← 拍手を送る

不確実が凶と出る  ←厳罰で臨む

こういう世界です。トレードの世界に来る前に、部活や受験や、職場での業務を体験してますので、下手をやらかすと、叱責を受ける、という教育が刷り込まれています。(つまり恐怖です)

我々トレーダーは、不確実が凶と出た折、大変な心理的痛みを味わうよう、社会から教育されています。

このマインドで、トレードの世界に来るので、損切というのは心理的な痛みが凄まじいわけです。

証券口座作る → 入金する →利食いで終わる →利食いで終わる →損切出ちゃった →損切出ちゃった →利食いで終わる →・・・

こういう経験を延々と繰り返すわけですが、損切出ちゃった・・・ この折に、痛みを感じるため、確実性にすがりたくなる その気持が出てきます。

確実への欲求100%  → グランビルの法則を学んで、損切で終わる(確実性への欲求90%) →RSIを学んで、RSIで損切りで終わる(確実性への欲求80%) →MACDを学び、MACDで損切りで終わる(確実性への欲求70%)・・・

このように、テクニカルを学んで損切で終わる・・・別のテクニカルを学んで損切で終わる・・・新しいテクニカルを学んで損切で終わる・・・この体験を繰り返すと、確実性への欲求が、だんだん下がっていきます。

確実な物が欲しい! という欲求がゼロになると、トレンドに乗れたら利食い。違ったら切れ! という、一種の割り切った感情が備わります。

この辺は、飛び込み営業みないなもので、買ってくれるなら御の字。買ってくれないなら、その家は切れ! 隣の家に行け! という、割り切った感覚ですね。(トレードと飛び込み営業には100%がありません)

ご質問が、どんな勉強をやったら良いですか? ということですので、確実な物が欲しい! という気持ち・燃料がゼロになるまで、テクニカルを勉強してみてください。いわゆる、聖杯探し、と呼ばれる旅ですが、テクニカル知識が底上げされる、というリターンが実はあります。(聖杯探しは無駄じゃないですよ!)

その時に身に着けたテクニカル+ローソク足で売買ルールを設計すると、売買の指針にはなると思います。

今、私が押し目買いで使っている売買ルールも、聖杯探しの時期に身に着けたテクニカル知識を転用しています。

聖杯探しというのは、無いものを探しているわけです。 大人がサンタクロースを探すようなもので、いわゆる、無いものねだりです。

しかし、この無いものねだりの見返りが大きく、テクニカル知識が底上げされるため、独自で売買ルールを設計できるようになります。

みなさんも、気に入ったテクニカルを用意して、売買ルールを設計してみてくださいね!

<私が使用した、ナイス教材>

テクニカル分析の卒業証書と言って良いと思います。

結構、難しい本なので、1800円くらいの素人向けのチャート本で知識量を底上げしてから読まないと、多分、挫折します。

少し厳しいことを書きますが、この程度を読んで理解しようという気概が持てないなら、サラリーマンを継続したほうがいいです。

サラリーマンは確実に稼がせてくれるので。

相場というのはこの本を読まずに稼ぎ続けるほど甘い世界に設計されていない気がしますね。

テクニカルの勉強が進んでいません! という人は株本での学習

ガンガンいこうぜ!

ですね

私のブログのSite mapで、チャートの見方 でチャート学習を効率化できます。

一番人気のチャート解説はこの動画ですね。 学習にご利用ください!

<結論!>

・相場で儲けるために金融系の資格はmustではない。wantでもない

・相場で稼ぐために、日経新聞を毎日読むのもmustではない、wantでもない

・相場で稼ぐ人の資格は、「値幅を獲る能力」

・この能力は細分化できるが、核を為すのは、「チャートを見る眼差しの鋭さ」 ←神は細部に宿る

・いわゆる「手法」というのは、ローソク足とテクニカルを組み合わせたもの

・一目が好きな人は一目均衡表使えばいいし、RSIが好きならば、RSIを使えばいい

・聖杯探しを頑張れば頑張るほど、テクニカル知識が底上げされて、確実への願望が薄くなる

・「トレンドに乗れたら利食え! 違ったら切れ!」 という達観できるまで、各種テクニカルで損切ってみる

・今が聖杯探しのトンネルの真っ最中の人は順調です。引き続き、テクニカルの勉強して損切っていくと、心から「淡い希望」がなくなり、「達観」に届きます。

・テクニカルの勉強をすれば相場で飯が食えます! とは言いませんが(資金管理やメンタルもあるので)、株で生活するための勉強は? と聞かれたら、「テクニカルの勉強です」。願わくば確率や人間心理の勉強もmustです。

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