<初心者向けFXチャートの見方> 本当に自分は稼げるようになるのか!? MACDとストキャスティクスのサインが不一致!  ←オシレーター系とトレンド系の区別を大事にしてください! 稼ぐコツ教えてます! 

この記事は、株やFXの初心者がテクニカルを学んだのに、使いこなせない。テクニカルとテクニカルの矛盾がさばけない。時間足と時間足の矛盾を解決できない・・・こういう壁にぶつかった折に読む記事です。

具体的には、まずは日足トレード(スイングトレード)だけで頑張って経験値を稼ぐ話と、トレンドフォロー系インディケーターと逆張り系インディケーターの使い分けの重要性を解説しています。

例としてMACDとSMA(単純移動平均線)とストキャスティクスを挙げてチャートの見方を解説しています。

※)この記事は約3分で読めます。

チャートの見方を勉強したけど稼がせてもらえない・・・テクニカルを勉強すればするほど、頭の中が混乱する・・・

こっちのテクニカルは「買え!」って言ってる。こっちのテクニカルは「売れ!」って言ってる・・・4時間は「様子見!」って言ってるけど、1時間は「空売れ!」って言ってる・・・

チャートの見方、複雑すぎ・・・自分に本当に稼げるようになる日、来るの?

自分のトレード学習、これで合ってるの? どうやったら未来チャートが見透かせるようになるの?

株やFXデビューして、ある程度の期間は下積み期間でして、この様な葛藤や悩みにぶつかるのは、実は自然な事です。

ここで途中で株やFXを辞めてしまわないことが実は重要な一点です。この先の見えないトンネルに出口はありますよ!

結論!)

1:日足、時間足、分足  と複数時間足を使っての売買は時間と時間の矛盾を裁かなくてはいけないため、経験浅い時期には負担

2:移動平均線とストキャスティクスを使っているのなら、MACDは不要

3:ローソク足が形成する、縦の相場環境、横の相場環境が「主」 つかうべきインディケーターは「従」

4:上昇トレンド、下降トレンドでトレンド系インディケーターを使う、横ばいトレンドでオシレーター系インディケーターを使う

5:レンジが苦手です! 逆張りは精神負荷が高いので嫌いです! という人は、上昇トレンドと下降トレンドだけ売買していれば大丈夫。無理しないでOK!

6:開始~1年くらいは、経験が浅すぎるため、損大利小で終わる。資金管理を徹底するだけで、損大 を小さくできる。この見習い期間に、男が磨かれる!

<本日の記事を読む利益>

・株やFXのスキルアップの努力の方向性がわかります

・テクニカルとテクニカルの矛盾が捌けるように、可能な限り、テクニカルをシンプルにしました

・頭の中の整理整頓ができます

・チャートの見方を解説しています(最後まで読まないと損ですよ!)

<本編ここから>

Q) デイトレード頑張っていますが、日足と8時間足と、4時間足と15分足をメインに取引しています。

使ってる指標はSMAとMACDとスローストキャスティックスを使ってます。

MACDとスローストキャスティックスが売りと買いで真逆の動きをする事もありますし。本当に訳が分かりません。

A)  心中お察しします。結論を言いますと、大変順調に投機(トレード)の階段を昇っておられます。時期的には、このステージか、とお見受けします。

話をまとめます

①時間足は日足、8時間足、4時間足、1時間足、15分

②SMA(単純移動平均線)とMACDとスローストキャスティクス を使って売買をしている

③MACDとストキャスティクスが矛盾する

読者様の中にも、この点は自分と共通してるわ~ という方もいらっしゃるかもしれません。私の体験から、書かせていただきます。

株やFXの売買は丁稚奉公みたいなところが有って、安定的に稼げるようになるまで不遇の時期はあります。

この時期に損切りなどで授業料を外為市場や東証に納めるわけですが、売買スキルが向上するまでは証券口座はダウントレンドが継続する、と考えておいた方がいいです。

「FXで簡単に儲かります!」とか言ってる人がいたら、その人は甘言を弄する悪い人です。

ですので、売買スキルが向上するまでは、引き続き、小さな資金量をFX会社に入金してください。

初心者時代は、時間足と時間足の矛盾、テクニカルとテクニカルの矛盾を脳内で処理できない。

①時間足は日足、8時間足、4時間足、1時間足、15分  ←これはちょっと気になります。 SMAとMACDとストキャスティクスを使っている、との事でしたので、矛盾が出まくるはずです。日足のMACDは買え! って言ってる。4時間足のMACDは売れって言ってる!  あぁ・・・どちらを信じたら・・・

こういう時間足と時間足の矛盾、テクニカルとテクニカルの矛盾を迷いなく裁くのは、経験の為せる技であり、経験の浅い時期にはぶっちゃけ出来ません(私もできませんでした)

聖杯探しが終わるまでは、日足トレード(スイングトレード)で慣らし運転が不幸にならない

その頃の自分に言ってやりたいのは、「まずは日足だけで売買しなさい。」  です。テクニカルの矛盾とテクニカルの矛盾が発生しないし、時間足と時間足の矛盾が発生しないので、経験を積まなきゃいけない時期に、日足というのはちょうど良い難易度だと思うのです。

※)トレードスキルも、ドライビングスキルも同じで飛び級も無いですし、良心的な指導者に指導を仰ぐ、リスクが落ちるように難易度の低い所から徐々に経験を積むのです。(この辺りは一般世界と同じです)

例えばですが、ドラクエとかで、最初の村を出て、1番最初の大陸で経験値を高めますよね。すべての途中経過をすっ飛ばして、ラスボスの居る大陸に行ったら、コテンパンにされるわけです。

※)身の程わきまえて、自分のLv上げが大事!デイトレやスキャルピングは、新米に攻略できるものではないです。

デイトレというのは、ラスボスとは言いませんが、中ボスくらいです。最初の村を出たばかりのLvで挑んだら、ボロボロにされると思います。

ですので、色々な相場環境を体験する。このテクニカルはこの相場環境の時に仕事するな・・・・違う相場環境に変化したらこのテクニカルは仕事しなくなるな・・・とか

こっちのテクニカルはこの相場環境ではカスだけど、この相場環境に変化した時、教科書通りに仕事するわ! 稼がせてくれるわ!  と色々と経験してみる。

トレンドフォロー系のテクニカルと逆張り系のテクニカルを一通り、慣らし運転で売買してみる。

稼いだり、損したりがトレーダーです。経験をつまなきゃいけない時期は日足売買で、色々な相場環境を色々なテクニカルで売買してみる。そうすると経験値が上がって、Lvが上がって、トレーダーとしてのエンディングに近づけると思います。

アマチュア相場師と、プロ相場師を分ける境界線は幾つかあるのですが、

 次の偉大なるテクニカルを求めなくなったら、プロトレーダー

次なる偉大なテクニカル探しを辞めて、資金管理を大事にし始めたら、その人はプロトレーダーです。

この「次なる偉大なテクニカル探し」というのが大変な作業でして、やっと見つかった!稼げるテクニカル! RSIサイコー! →逆張り相場が終わって、RSIが稼がせてくれなくなる  →畜生・・・RSIも俺を裏切りやがった・・・

次はMACDだ! MACDのクロスで入るんだ! →トレンド相場でMACDのクロスで稼げたものの、トレンド相場が終わってるのに、MACDのクロスを大事にしてボロボロになる・・・ →MACDイケてないわ~

よし、次はボリンジャーバンドだ!  と、こういう感じで、期待と失望が交代交代に自分を襲うわけです。

この時期を聖杯探しというわけですが、この度に終わりはありますので、腐らずに1個1個テクニカルの勉強をするのをオススメします。

②SMA(単純移動平均線)とMACDとスローストキャスティクス を使って売買をしている   ← MACDはトレンド系のインディケーターであり、逆張り系のインディケーターでもあります。 つまり、SMAを使っているのなら、MACDのラインのクロスは不要です。

<チャートの見方解説>MACDラインがゴールデンクロスをしたら新規の買いのみを行うのが原則です。例外時は損切です。

掲載チャートは日経平均株価の6ヶ月の日足チャート。上段が移動平均線5日と、移動平均線25日。下段がMACDのラインのゴールデンクロスとデッドクロス。下段の灰色の上下の山は、MACDの逆張り指標(オシレータ)

この例を使って解説しますが、SMA(単純移動平均線)やMACDのゴールデンクロス・デッドクロスは、縦の相場で輝くテクニカルです。

ですので、レンジ相場で使うのはやめましょう。上昇トレンドを後から追認するのがゴールデンクロスであり、下降トレンド発生を後から追認するのがデッドクロスです。(移動平均線もMACDのクロスも同じです)

<チャートの見方解説> MACDのオシレーターはもみ合い相場やボックス相場で利用するものです。

MACDの灰色の上下の山(オシレーター)の使い方は、ローソク足がUターン(再上昇)する際に、山のボトムが切り上がる、ローソク足がUターン(再下落)する際に、山の頂上が切り下がる・・・このように使っていきます。ですので、利用法はストキャスティクスと同じです。

 <チャートの見方解説>ストキャスティクス利用法

同じチャートで、下段がストキャスティクス。 ストキャスティクスは逆張り系のテクニカルなので、ローソク足がUターンする際、再上昇する際に、ゴールデンクロスします。また、ローソク足が再下落する際、ストキャスティクスがデッドクロスします。

使いみちはストキャスティクスのクロスを利用するか、MACDの山の切り上げ、切り下げと実は同じです。ローソク足がターンする際に出る表示の仕方が違うだけです。気になる人は計算式などを調べてみてください。

ですので、SMA(単純移動平均線)とストキャスティクスを使っているのであれば、トレンド系と逆張り系の両方を実装しているわけですので、実はMACDは不要です。この辺は好みが分かれると思います。MACDが好きな人はMACD使えば良いですし、ストキャスティクスが好きな人はストキャスティクスを使えば良いと思います。

チャートを縦横仕分けして、トレンドフォロー系テクニカルと、逆張り系テクニカルに仕分けして、脳内整理をする

脳内仕分け

③MACDとストキャスティクスが矛盾する   ←経験浅い時期に、どの程度のトレーダーなのかを判別するリトマス紙として、逆張り系インディケーターを逆張り相場で使っているか、トレンド系インディケーターをトレンド相場で使っているか、という判別方法があります。

昔の私が雑魚でしたので、ストキャスティクスをトレンド相場で逆張り的に使っていました(穴があったら入りたいです)

また、グランビルの法則を、レンジ相場で使おうとしていました(アホですね~)

初心者時代というのは、トレンド相場(縦の相場)と、横の相場(ボックス、レンジ相場)の使い分け、その重要性が理解できていません。

チャートから、すべてのインディケーターを消す。ローソク足だけにする。ローソク足だけのすっぴんのチャートにする

→上昇トレンド、下降トレンドの縦の相場。 横ばいのボックス相場。 この2つに仕分けする。

 この作業は極めて極めて極めて重要です!(損益を分けます)

 売買で稼ぐコツは、ローソク足だけにして、今がトレンド相場なのか、横ばい相場なのかを仕分けする!(環境認識)

で、縦の相場なら、トレンド系のテクニカルを使って、売買する。

で、横の相場なら、逆張り系のテクニカルを使って、売買する。

この、今がトレンド相場なのか、横ばいの逆張り相場なのか、という仕分けが「主」であり、どのテクニカルを使えば稼げるんですか? というのは「従」です。

価格がすべて! という言葉がトレードの世界に有るんですが、価格のみを表示させて、縦横の仕分けをしてください。縦の相場なら、縦のテクニカルを使って、取引してください。横の相場なら横のテクニカルを使って、売買してください、という意味です。また、

縦の相場なのに、横のテクニカル使わないでください。横の相場なのに、トレンド系のテクニカル使わないでください! という意味です。

すべてのテクニカルの中で、最優先されるのが、ローソク足が形成する縦の相場と横の相場の仕分けであり、その他テクニカルはあくまで「従」です。

主従を間違えてはいけませんよ! あくまでローソク足が「主」ですよ? というのが、「価格がすべて!」の意味です。

経験が浅い時期は、この「主と従」を無視し、また、ちぐはぐになってしまい、相場の雰囲気とミスマッチを起こして、相場の神様から厳罰をいただくわけです。

環境認識と役に立つテクニカルをまとめた表

ですので、当面はトレンド系(移動平均線など)と、オシレーター系(ストキャスティクスなど)を使い分けてください。

つまり、ローソクが「主」なので、ローソクが上昇トレンドなら移動平均線をチョイスする。 ローソクが「主」なので、ローソクが横ばいなら、ストキャスティクスをチョイスする、

という、あくまでローソクが「主」であり、その他テクニカルをローソクが形成する縦横に従わせるわけです。

このマインドをもっていないと、テクニカルとテクニカルの矛盾がさばけなくなります。

例) MACDが売れ! って言ってる。でも、ストキャスティクスが買え! って言ってる 等

この矛盾に加えて複数時間足の矛盾まで処理するのは、初心者には絶対に酷

まして、時間足と時間足の矛盾をマルチタイムフレーム分析で捌いていかなければならないため、同時に考えることが多すぎて、経験浅い時期には負担なわけです。だから、矛盾と矛盾をさばけるようになるまでは、負担の少ない日足で頑張りましょう! と言っています。

資金管理ルールを徹底する! 掛け金を下げる! ただ、この1点を遵守するだけで、証券口座の余力は上昇トレンドを再開すると思います。

株もFXも車の運転も、初心者時代は、あれもこれも意識が回りません。

教習所時代を思い出して欲しいのですが、車内の情報を瞬時にさばけなかったと思います。

車ならブレーキがついていますが、大量のリスクマネーでの金融市場での急ブレーキは

不幸です。

甘言を弄する人間に騙されずに、身の程をわきまえて、1個1個できる事を増やしてくださいね!

利益は後からついてきます。

結論!)

1:日足、時間足、分足  と複数時間足を使っての売買は時間と時間の矛盾を裁かなくてはいけないため、経験浅い時期には負担

2:移動平均線とストキャスティクスを使っているのなら、MACDは不要

3:ローソク足が形成する、縦の相場環境、横の相場環境が「主」 つかうべきインディケーターは「従」

4:上昇トレンド、下降トレンドでトレンド系インディケーターを使う、横ばいトレンドでオシレーター系インディケーターを使う

5:レンジが苦手です! 逆張りは精神負荷が高いので嫌いです! という人は、上昇トレンドと下降トレンドだけ売買していれば大丈夫。無理しないでOK!

6:開始~1年くらいは、経験が浅すぎるため、損大利小で終わる。資金管理を徹底するだけで、損大 を小さくできる。この見習い期間に、男が磨かれる!

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