この記事は、株やFX、先物取引の初心者がチャートの見方を勉強したい際に閲覧する記事です。具体的にはトレンドの終了と転換の見極めを、MACDを利用してサインの確認の参考材料にするノウハウ記事です。
初心者が稼ぐためには、オシレーターのダイバージェンスを判断し、トレンド終了と転換が近いことを察し、転換の手法で儲かるようステージアップしなくてはいけません。
※)本日の記事は約2分半で読めます。
トレンド転換に敏感な人と鈍感な人はどこで分かれるのか
ローソク足が形成するダウ理論で見た感じ、上昇トレンドは継続している。でも、オシレータが「買われすぎサインを」Callしていて、どうも需要軍の買いエネルギーが弱体化しているっぽい。
このまま需要軍に付き合っていくか、それとも弱ってきた需要軍の買いエネルギーに付き合うのはここまでにして、大事故起こす前に、チキンレースから降りておこうか・・・
終わらないトレンドなどありませんし、トレンドが終わる際、損切らないと塩漬け一丁上がり です。
完璧に当てるのは至難の業ですが、トレンド終了、トレンド転換に敏感な人と、鈍感な人は成績に差が出るのは無理もない話です。
トレンド転換に鈍感だと、損小利大の 損が膨らんでしまいがちです。
株やFXの売買で儲かるためには、「察しの良い人」にならなくてはいけません。
トレンド転換に鈍感な人は察しが悪い。
具体的に言うと、転換を暗示するサインの見落としが多い。もしくは学んでいない。
チャートを見た折、需要軍に元気があるのか、供給軍の劣勢はいつまで続きそうなのか・・・需給の力関係に敏感で、群集心理を察する達人にならなければなりません。
相場の事は相場にきけ! という「ことわざ」があるのですが、テクニカル知識が豊富な人は、チャートを見る目が精度が高いので、察しがよくなります。
本日の記事では、チャートの見方を解説しています。テーマはダイバージェンスです。
<本日の記事を読む利益>
・チャートの見方が詳しくなる
・トレンド終了、トレンド転換の黄色信号に敏感になる(逃げ足が早くなる)
・相場の神様がたま~にサインを送るので、送られてきたサインをキャッチできるようになります
<本編ここから>
Q) FXでオシレーター系指標のダイバージェンスのサインについて質問です。
FX初心者です。ダイバージェンスについて見ていました。あまりよくわかっていないのですが、例えばMACDを使用していてチャート上では下がっていているのにMACDで上がっている場合、これは買いなのか売りがいいのかがわかりません。
ダイバージェンスが発生した場合、どのような場合が買いなのか売りかを教えて下さい。
結論!)
波動が終了して、Uターンする際のエネルギーの変化を「見える化」したものがMACDのダイバージェンス
1日で例えるなら、夕方とか夜明け。
1年で例えるなら、夏至と冬至
順張りの人がダイバージェンスを確認したら、チキンレースから降りる準備を。
逆張りの人がダイバージェンスを確認したら、転換の手法をスタンバイ
順張り・逆張りの二刀流の方は、手法を切り替える
ダイバージェンス出現後、Wトップやトリプルトップ、Wボトムやトリプルボトムが出ないか、注意深く監視
わかり易い転換の値動きになったら、転換の手法を使って、約定させていく
稼ぐ人は察しの良い人
相場の神様のウィンクを見落とさない
聖杯探しは実は意味有る
MACDのダイバージェンスはトレンド転換を事前にCallするサイン
A) ダイバージェンスは
トレンドが転換する際に、事前に出るシグナル
とご理解ください。(事前に、という点がpointであり、すぐれものです)
上昇トレンド、下降トレンド、レンジ(横ばいトレンド)があるとして、トレンドが終了する際に、事前に出るシグナルがダイバージェンスです。
<参考資料 USD/JPY MACDのダイバージェンス> 日足の6ヶ月チャートです
SBI証券の参考画像を使って解説しますが、例えば、左端のチャートから、3/8までの期間に上昇トレンドが有ると思います。
終了しないトレンドはないので、上昇トレンドの終了時にMACDのオシレータがダイバージェンスしています。
具体的に言うと、3/8あたりに、ローソク足は切り上がっているのに、MACDのオシレータ(OSCIで描画さされているグレーの山)が切り下がっています。
ローソク足が切り上がっているのに、MACDのオシレータ(OSCI)が切り下がる、この矛盾をダイバージェンスと呼びます。
天井圏でダイバージェンスが出るのは、需要パワーの弱体化を意味している
MACDの計算式を読めばわかりますが、これは要するに、需要軍の買いエネルギーが小さくなっている! という暗示です。(陽線の数が少ない、陽線の幅が短い、陰線の数が多くなってきた、陰線の幅が大きくなってきた)
上昇トレンドが終了する時期には、
供給エネルギー < 需要エネルギー
の力関係から、
需要エネルギー < 供給エネルギー
へと、変化が起きるわけです。 その変化の兆しを「見える化」したものがオシレーターのダイバージェンスです。下降トレンドはこの逆です。
1日で例えるなら、午後16時くらい。 陰(夜) < 陽(昼) → 陽(昼) < 陰(夜) と変化する時刻ですね。いわゆる夕方です。
陽、極まって陰に転じ、陰、極まって陽に転じる。
上昇(陽)極まって、下降に転じる。下降(陰)極まって、上昇に転じます。 ダイバージェンスは、転換のサインです。
<参考>
トレーダー人生も例外ではありません。証券口座が減り続けて、陰が極まると、陽に転じます。この調整局面でやめていく人が本当に多いのです。
一皮むけて、再上昇する前の「押し目の時期」は全トレーダーに存在します。途中下車しないでくださいね!
<本編再開>
株価やローソク足、為替レートというのは、極論すると、まっすぐ進む(トレンド継続) or 転換(Uターン)のどちらかです。
で、このUターンを黒字化するための手法が、MACDのダイバージェンスです。 では、質問に戻りますね。
例えばMACDを使用していてチャート上では下がっていているのにMACDで上がっている場合、これは買いなのか売りがいいのかがわかりません。 ←ダウントレンドがそろそろ終了しますよ! とチャートの神様から神託が降りています。
<たまたま目に留まったチャート 2282 日本ハム> 日足、6ヶ月チャート
チャートの左端から、3/20辺りにフォーカスして欲しいのですが、株価がダウントレンドを継続しています。
しかし、2/27あたりから、ローソク足は切り下がり、でもOSCI(灰色の下向きの山)が切り上がっています。 この矛盾がダイバージェンスであり、供給パワーが弱体化しています(陰線の幅が短くなってきており、陽線が2本出はじめた)
トレンドの終了時、転換の折には、色々なサインをチャートがCallしている。そのサインを見落とすか、察するかで相場師の腕が問われる。
この辺りで、空売りで入ってた人達は、損切るか、エントリーを見送るべきです。チャートの神様が、供給軍が弱体化しているから、転換時に黒字化するための手法に切り替えてな? 頼むぜ? と ウィンクを しています。
※)相場の神様は、結構な頻度で「察してください」と言わんばかりのウィンクをします ウィンクの1例がダイバージェンスです
サンプルとして日ハム(2282)を使いましたが、質問に戻ります。
例えばMACDを使用していてチャート上では下がっていているのにMACDで上がっている場合、これは買いなのか売りがいいのかがわかりません。 ←下降トレンドがそろそろ終わろうとしています(供給エネルギーの弱体化) もし空売りとして参戦しているのであれば、一旦、キャッシュポジションに戻しましょう。そして、ダブルボトムや、トリプルボトムのような、反転を暗示するチャートフォーメーションが形成されないか、注意深く確認しましょう(仕掛けてはいけません)
こりゃあ、どう見ても転換だわ! とわかり易い「需給」になったら、下降トレンドの手法は引っ込めて、転換の手法を用意してください。損益比率が良好な間合いにローソク足が入ってきたら、発注ツールなり、Webなり、スマホアプリを使って、注文を約定しましょう。
ダイバージェンスが発生した場合、どのような場合が買いなのか売りかを教えて下さい。 ←ダイバージェンスは仕掛けのツールには使いません。まっすぐ進んでいた波動がUターンする際に、相場の神様が時々見せるウィンクです。
このウィンクがキャッチできたら、今トレンドフォローで付き合っている買いポジション、空売りポジションは一旦、現金化。 ダブルトップ、トリプルトップ、ダブルボトム、トリプルボトムなど、転換の値動きになってないか、注意深く見守る(注文は保留。キャッシュのまま待機)
今使っている押し目買いや戻り売りの手法は引っ込めて、転換の手法で稼ぎ直すスタンバイ!
わかり易い転換の値動きが出始めたら、転換の手法を取り出す。買いの手法や空売りの手法は引っ込める。
期待値がプラスの間合いにローソク足が入ったら、転換の手法が火を噴く。
※)具体的な転換の手法は、私のメルマガに登録しますと御縁ができます。
ダイバージェンスそのものを仕掛けのツールに使うのではなく、トレンドフォローならば、どこまでチキンレースに付き合うべきか、という目安に使う。逆張りであれば、そろそろ転換が出そうなので、Wやヘッド&ショルダーズが確認できたら、転換の手法をスタンバイしておくか。今のトレンドフォローのポジションは現金に戻しておくか・・・というサイン。
このように、MACDのダイバージェンスは、相場の神様の御神託をキャッチするためのサインとしてご利用ください。
私の株の師匠が、
「察しの良い人になりなさい」
と頻繁に言っていました。チャートを開いた時に、群集心理を察する。マーケットの集合意識を察する。その群集心理と自分のポジションがアンチにならないようにしなさい! という意味です。
悪く言われがちな聖杯探しですが、聖杯探しの最中にテクニカル知識が底上げされます。テクニカル知識が増えれば増えるほど、察しの良い相場師になれます。
無いものを探しているわけですから、聖杯探しが悪く言われるのも、ある意味、真理なのですが、実は察しの良い人になれる、という利益があります。ですので聖杯探しは実は無駄じゃないんですね。
1980円のチャート本に親切にチャートの見方をまとめてくれている人もいるので、書店に行って、立ち読みして、自分に向いてそうな本をお求めください。稼ぐ人は察しの良い人です。
結論!)
波動が終了して、Uターンする際のエネルギーの変化を「見える化」したものがMACDのダイバージェンス
1日で例えるなら、夕方とか夜明け。
1年で例えるなら、夏至と冬至
順張りの人がダイバージェンスを確認したら、チキンレースから降りる準備を。
逆張りの人がダイバージェンスを確認したら、転換の手法をスタンバイ
順張り・逆張りの二刀流の方は、手法を切り替える
ダイバージェンス出現後、Wトップやトリプルトップ、Wボトムやトリプルボトムが出ないか、注意深く監視
わかり易い転換の値動きになったら、転換の手法を使って、約定させていく
稼ぐ人は察しの良い人
相場の神様のウィンクを見落とさない
聖杯探しは実は意味有る
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