この記事は株やFXで押し目買いや戻り売りをする際、どこまで深く押しをつけたら押し目完了と考えるか、どこまで戻り高値をつけたら、戻り売りのタイミングや良し!と考えるか、押し目買いと戻り売りのタイミング合わせの記事です。
本日の記事は約2分で読めます。
<結論>
①完璧な押し目買いと戻り売りのタイミング合わせなど無い
②大体の目星は各種テクニカルを組み合わせる事でかなりの精度は出せる
③少々のズレは同値撤退や増し玉操作で処理している
④売買は「少年ジャンプ」ではない、手法(必殺の魔貫光殺砲)だけで何とかなるものではない。数学や英語のように総合的に問われる
⑤自分の力で稼いだのではない、チャート上の波が稼がせてくれたのだ
⑥複数シナリオをエントリー前に事前準備しておき、変化に応じて思考を柔軟に切り替えていく
<本編ここから>
この記事は株やFXで押し目買いと戻り売りのタイミング合わせと利益を出す為の記事です。
押し目買いと戻り売りの完璧なタイミング合わせなど無い。
先に申し上げておきますと、100発100中の的中を誇るタイミング合わせはありません。
なぜなら、相場というのは星の数のプレイヤーが色々な思惑を以て売買の注文を出しており、毎回毎回、顔ぶれが変わります。
毎回毎回同じ顔ぶれの人が毎回毎回同じロット数を同じポイントで約定させるっていうのが土台無理な話なのです。
それを踏まえて、押し目買いのタイミング、戻り売りのタイミングををどのように考えるか、という記事を書いていきます。
押し目買いというのは、上昇トレンド発生時に行う手法です。
戻り売りというのは、下降トレンド発生時に行う手法です。
押し目買いと戻り売りは、上昇トレンドと下降トレンドが稼がせてくれるのです。
<大事なことなので復習>
上昇トレンド発生時は、新規買いのみを行う!
下降トレンド発生時は、新規の空売りのみを行う!
これは鉄の掟だと思ってください!
次に、手法が稼がせてくれるわけではない話(聖杯探し)
巷のブログやtwitterなどで流れてくる情報に目を通していると、
手法が利益をくれる!
と言いたそうな情報が目に入ってきます。
まるで、
魔貫光殺砲こそが、敵(ラディッツ)をやっつけてくれる、と言いたげです。
これって少年ジャンプ「あるある」であらゆる少年漫画には「必殺技」が用意されています。
聖闘士星矢 → ペガサス流星拳
スラムダンク →庶民シュート
ドラゴンボール →元気玉
パッとしない主人公が必殺技を伝授されて、難敵を打ちのめす・・・
これが少年ジャンプの鉄の掟ですw
ジャンプ関係者いわく、必殺技で読者人気を掴む、これがジャンプの必殺技みたいですw
<以下、トレードにこの話を代入してみようと思います>
稼げない、という難敵がいるわけです。
で、この難敵は、手法(=必殺技)さえマスターすれば倒せるんだよね?という
少年ジャンプ思考
が有るわけです。
これが聖杯探しです。
延々と手法探しをする、サンタクロースを探しに行くような旅です。
気円斬でも勝てなかった
気功法も駄目だった
魔貫光殺砲も駄目
こうやって色々な株セミナー、FXセミナーを渡り歩きます(昔の私です)
これをセミナー遊牧民(ジプシー)と言います。
結局、100%の最高の押し目のタイミングなど無いのです。
100%の最高の戻り売りのタイミングなど無いのです。
理由は、毎回毎回、違う顔ぶれのプレイヤーが違う株数で約定させているからです。
そして、100%仕事するテクニカル手法(=元気玉)を求めても、サンタクロースを探しに旅に出るのと同じで、いつまで経っても納品されません。
ここから先が、手法脳を卒業する話
意識を切り替えましょう
売買は「少年ジャンプ」ではありません。
スキーや、数学や、英語みたいな物で
徐々に上達する「道」です。
つまり、
総合力が問われる世界です。
試しに数学を例にあげますが
・解の公式(=手法)だけで志望校に合格できますか?
と言われたら、何を思いますか?
「・・・数学ってのはね、総合力が問われるんだよ?」と言いたくなると思います。
まず、足し算があり
次に引き算がある
つぎに掛け算を卒業して、次に割り算を卒業して・・・
色々と卒業しなくちゃいけないものがあるんだよ・・・
解の公式はその1つで。受験日までに総合力を高めるしか無いんだよ・・・
この公式(=手法)だけで万事うまくいくってものは無い
総合力は絶対に問われるんだ・・・
ここに気づかないといけません。
数学だって解の公式だけでうまくいきません。
合同条件だって問われるし
相似条件だって問われます。
正弦定理も余弦定理も、あらゆる物が問われます。
〇〇の公式さえあれば大丈夫~♪ 数学ってそういう物じゃありません。
元気玉さえあれば大丈夫~♪ という思考を捨てましょう。
手法は欠かせませんが、他にも必須になるものはいっぱいあります。
もし、押し目買いや戻り売りのタイミングさえ完璧になれば売買は大丈夫!
という意識を持っているのなら、今すぐ捨ててくださいね!
手法が稼がせてくれるのではなく、総合力が稼がせてくれているのです。
※)総合力とは、、、エントリータイミング、資金管理、分割エントリー、メンタル等々です。
ここからは押し目買いと戻り売りのタイミング合わせの記事
100%が無い世界ですが、目星はつきます。
それは
フィボナッチであり
移動平均線であり
オシレーターであり、
酒田五法であり、グランビルの法則であり、
このテクニカルとこのテクニカルを組み合わせることで、こういうストライクゾーンが作れます。したがって、この領域で勝負に出ましょう!というMy手法は作れます!
ある程度精度の高い押し目買いと戻り売りの手法なら、押し目買いなら、これとこれとこれ、この条件を満たした折、そんなに大きく外すタイミングにはなりません。
戻り売りなら、これとこれとこれ、この条件を満たした折、そんなに大きく外すタイミングにはなりません。
グランビルの法則というストライクゾーンもありますが、精度をもっと高めようと思えば高めることはできますよ!
冒頭で100発100中のタイミングなど、ありません、と言いましたが、それでも幾らかの目星は欲しいので、多少のタイミング的なズレは同値撤退や増し玉操作で対応しているのが実際ですね。
明らかに事前の未来イメージと、実際の値動きが違ってて、需要軍の勢力図と供給軍の勢力図が塗り替わったら、その折は損切です。
その明確な需要軍と供給軍の勢力図の塗り替わり、その具体的な判定基準は、売買の総合力としか言いようがありません。
売買はサーフィンと同じです。
サーフィンも波が来ないと乗れません。
売買も同じで、自分の資金を波(トレンド)が運んでくれるのです。
※)自分の実力で稼いだ!と思うのは驕りで、相場の波が稼がせてくれたのです。
ここから先が押し目買いや戻り売りで稼ぐため、利益で終わらせる為の思考の柔軟性の話
どこまでが稼がせてくれる波で、これ以上の逆行は自分から資金を奪っていく波だな・・・という需要波と供給波の潮の変化、その判定精度をダウ理論に追加知識を加えて、今以上の判断ができるようになると、思考の柔軟性が出ます。
思考の柔軟性とは、
シナリオA
シナリオB
シナリオC
シナリオD
シナリオE
といったように、見えない未来チャートに複数の選択肢を用意しておくことです。
シナリオAなら、打診買い
シナリオBが来たら、本命玉投入
シナリオCだったら、一旦、同値撤退
シナリオDなら、損切
シナリオEなら、相場環境が変わったかもしれないから、静観。
等です。
相場師というのは、一度ポジションを組むと、思考が固定化します。
つまり、自分が見たい情報だけを見るのです。
「それ、違いますよ?」という相場から別のシナリオの声が聞こえてきても、脳内で打ち消します。こうして損切ができなくなるのです。
ですから、資金を金融商品に約定させる前に事前に、
シナリオA
シナリオB
シナリオC・・・
と複数用意しておく、その後の不確実(リスク)に沿って、消去法的に選ぶ手段を変えていく、という思考の柔軟性と事前準備が必須となります。
ちょっと押し目買いと戻り売りのタイミングの話とズレましたが、
<結論>
①完璧な押し目買いと戻り売りのタイミング合わせなど無い
②大体の目星は各種テクニカルを組み合わせる事でかなりの精度は出せる
③少々のズレは同値撤退や増し玉操作で処理している
④売買は「少年ジャンプ」ではない、手法(必殺の魔貫光殺砲)だけで何とかなるものではない。数学や英語のように総合的に問われる
⑤自分の力で稼いだのではない、チャート上の波が稼がせてくれたのだ
⑥複数シナリオをエントリー前に事前準備しておき、変化に応じて思考を柔軟に切り替えていく
これらを今回の記事でご理解いただきたく存じます。
<お知らせ>
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