この記事は、株やFX、先物取引で成功する、儲ける、勝つにはどうしたら良いのか、どう考えたら良いのかを解説した記事です。
移動平均線の見方と、オーバートレードが成功を約束しない話をしています。
執着をずらして、射幸心を煽られないように気をつけてください。
※)この記事は約3分で読めます。
株やFXのデイトレードで勝つにはどうしたら良いのか?
Q) FXのデイトレードをしていてここ3ヶ月1回も勝っていなく破産寸前です。FXをはじめて4ヶ月で2回しか勝てなく50回くらい負けが続いて300万以上損しています。勝っている人は何分足でエントリーしているのでしょうか?
自分は日足、4h、2h、1h、30m、15m、10m、5mを見ていますがどこを基準にエントリーしていいのか分からずに悩んでいます。
<まとめ>
デビューして1年目は負けて当たり前
この時期に、いろいろな相場環境を体験できるので、実は肥やし
この体験からの知恵が実はプライスレス
勤勉な取引、オーバートレードは好成績を約束しない
見習い期間は日足で!
見習い期間は手数減らす!
資金量を上げると、ムキになって、金融市場で煽り運転を始めて大事故を起こす
東証や外為市場は高速道路と同じくらい危険
稼ぐことに執着するのではなく、自分の売買ルール通りに注文を執行することに執着する(執着をずらす)
日足で稼ぐことに卒業したら、マルチタイムフレーム分析を学び、デイトレードに挑戦するのはアリ!
移動平均線の上にローソク足が存在するのなら、需要軍として参戦する!
移動平均線の下にローソク足が存在するのなら、供給軍として参戦する!
勝利の秘密は時間足ではない
A) 心中お察しします。 結論を先に書きますね。
①順調です
②売買を一旦、停止しましょう
③資金量を下げてください
④手数を減らしてください(厳選に厳選を重ねて、約定させてください)
⑤マルチタイムフレーム分析を勉強するべきです
⑥エントリー基準を勉強して厳格にすべきです。(本日の記事では移動平均線の見方を含めて、解説しようと思います。)
<本編ここから>
株やFX初心者は、1年目は見習い期間だと思った方が良い
①負けまくるのは、順調です。 ここで、あのテクニカルも駄目、このテクニカルも駄目、あの時間足も駄目、この時間足も駄目! と駄目駄目のグダグダ人生を送る時期っていうのは、実は全員にあります。
過去記事になりますが、この時期の方ですね。 株やFXの口座を解説して、1年未満というのは、はっきり言って見習い期間であり、試練を味わう時間です。ですので、順調に試練をこなせています!
株やFXのオーバートレードは成功を約束しない
②売買を一旦停止しましょう。 ←まず、持って欲しい考えですが、株やFXの世界は、一般の世界とは、大きく異る世界です。(←ここ大事!)
どんな感じで異なるかは、過去記事で書いてきたので割愛しますが、例えばですが、一般の世界では、勤勉になれば勤勉になるほど、物事がうまくいく世界です。
例えばですが、営業電話10本かけた営業マンと、営業電話100本かけた営業マンなら、後者の方が成績が良いわけです。 100時間勉強した受験生と10000時間勉強した受験生なら、後者の方が成績が良いわけです。
一般の世界は、勤勉であれば勤勉であるほど、成績は好成績となります。
対して
投機・トレードの世界は、勤勉になれば勤勉になるほど、ムキになります。(
射幸心を煽られる)
射幸心を煽られると、人間は馬鹿なことをやらかす
そして、ムキになったトレーダーというのは、決して良好ではないpointで約定させたり、ナンピンしたり、ロスカットしなかったり、飛びついたり、とまぁ
散々な成績で終わります
ですので、勤勉に約定させれば約定させるほど、証券口座は好成績になるはずだ! という一般の感覚は捨てて、投機(トレード)の感覚に切り替えてください。 投機の感覚とは、つまり
勤勉な約定、活発な取引、手数の多いトレードは、好成績を約束しない!
という感覚です。
具体的なことを言うと
日足トレード(スイングトレード)は初心者向けであり、射幸心を煽られにくい
A) 分足や1時間足、4時間足など、デイトレードではなく、日足トレードにして、売買の回転数を落とす ←ムキになりにくい(勝った負けたで熱くなりにくい)
B) 分足や1時間足と比べて、日足のテクニカルは機能する確率が高い。日足の下値支持線や上値抵抗線は仕事する確率が高い
C) 絶好の損益比率の間合いまでローソク足が近寄ってくるまで、売買はしない。無駄に手数増やして、損切って、証券口座を傷つけない
こういう点が大事です。
無駄に手数増やす → 損切が増える →熱くなる →証券口座をリカバリしようとする →資金量上げて1回の利益確定で証券口座をリカバリしようとする → テクニカルが仕事しない
→脳内がパニックになる →損切できなくなる →証券口座がボロボロ・・・
これが、FXデビュー1年目に味わう挫折の典型例です。
経験から物を言いますが、儲けることに執着するのはやめてください! 自分の売買ルールを守ることに執着してください!
FXで勝つには、執着をずらしましょう!
(こっちの方が成績が良いです)
稼ぐ事に執着する ←NG
テクニカルの勉強に執着する ←Very Good
検証作業に執着する ←Very Good
期待値良好なエントリーポイントにローソク足が入ってくるまで待機に執着する←Very Good
自分が設定したMy売買ルール(=規律)を遵守する事に執着する ←Very Good
稼ぐことに執着 → 良質なトレーダーになる事に執着する
執着をずらしましょう! こっちの方が証券口座が膨らみます。
稼ぐ事に執着すると、株取引、FX取引というのは、極端に難しいゲームになります。
自分が用意したセットアップになるまでは約定させないぞ! という1点に執着すると、売買は不思議とうまくいきます。
これはつまり、自制心や規律、という問題になるわけですが、トレーダーは、ある程度のステージに届くと、売買ルールなんかよりも、規律が大事! というステージに届きます。
売買ルールという課題を卒業した後は、規律の世界です。
株やFXで成功する、稼ぐという事は、トレードの3Mを大事にすること!
トレードの3Mという概念があります。
M・・・Money(資金管理)
M・・・Mind(心理)
M・・・Method(手法)
この3つの円がすべて交わる部分に金鉱が有るわけです。
稼ぐ事に執着すると、多分、資金管理を破ります。稼ぐことに執着すると、まず心理面で射幸心を煽られて、手法を遵守できなくなります。
稼ぐことに執着するのではなく、3Mを大事にする良いトレーダーになる事に執着する →資金が膨らむ これが真相です。
※)トレードの3M、その詳細は 投資苑2 パンローリング社に詳細が書いてあります。
※)M・・・Method(手法)はこのブログでは、こちらの記事で解説しています。
※)このブログでは、手法以外の残りの2Mの大事さも解説しています。
③資金量を下げてください ←資金量を上げると、人間から簡単に理性を奪い、人間をムキにします。 最近、「煽り運転」が問題となっていますが、高速道路でムキになって、警察のご厄介になる人もいるわけです。
で、金融市場というのは、ムキになりやすい世界であり、高速道路を走るのと同じくらい、注意が必要なわけです(東証や外為市場は射幸心を煽られる危ない所です)
資金量を上げると、ムキになり、いつもの自分ならやらないことをやらかして、金融市場であおり運転をし、金融市場で玉突き事故を起こします。だから資金管理が大事なのです。
④手数を減らしてください(厳選に厳選を重ねて、約定させてください) ←良好なエントリーポイントはそんなに頻繁に来ないので、実際は、損益比率が良好な間合いにローソクが入ってくるまで待機。
トレーダーの仕事は待機です。 そして利益確定というのは、待機したご褒美です。
デイトレードにマルチタイムフレーム分析は必須です。
⑤マルチタイムフレーム分析を勉強するべきです ←個人的な体験から、デビュー4ヶ月でデイトレードは敷居が高いように思います。
野球部に入部して4ヶ月で甲子園で優勝したいです! に近いものがあり、甲子園で優勝する前に、地区大会で優勝しなくてはいけません。
トレード界の地区大会はスイングトレードであり、つまりは日足売買です。
この日足売買で何とか稼げるようになってから、デイトレードやスキャルピングなど、短期売買に手を出すべきですね。経験から。
なぜなら、日足トレードのテクニカルは仕事しやすいし、複数時間足の矛盾を捌かなくて済むからです。 まずはマルチタイムフレーム分析を学ぶべきですし、マルチタイムフレーム分析を学ぶ前に、スイングトレードであらゆる相場を体験するべきです。
金融市場には色々な相場が有り、色々と体験すべきです。
もみ合いの相場、上昇トレンドが行き過ぎて、反落する相場、もみ合いから一方向へと放れる相場、イケイケのオラオラのアベノミクス相場。世界の終わりの様なリーマンショック相場。ウクライナ侵攻のルーブルの相場・・・いろいろとあります。
相場には、色々と種類があるんだな・・・ と体験をする時期です。1年目は。 1年経つと、売買の経験が上がり、一通りの相場環境は体験として学べます。
で、この体験から学んだ学習というのが宝で、こういう相場はこの手法がうまくいくな・・・とか、こういう相場に変化しちゃうと急にこの手法が駄目になるな・・・とか
こういう体験からの学びが実はプライスレス です。
はっきり言って、相場の世界に飛び級はないので、1年目はひととおりの相場環境を味わってみる。 この相場環境は精神負荷が高いな、、、とか、あー オシレータはこういう相場環境だとゴミだね・・・とか
体験こそが宝であり、自分の肥やしとなる時期であり、立派な下積み時代です。ここで腐らずに相場から離れていかないことが、資金管理の次に大事です!
エントリーの根拠を厳格にして、手数は少ないが質の高い取引を!
⑥エントリー基準を勉強するべきです。(本日の記事では移動平均線の見方を含めて、解説しようと思います。 )
エントリーの基準はシビアにならなくてはいけません。理由は、お金がかかっているからです。
資金がかかっていますので、売買の約定を成立させる前に、期待値がプラスの売買ルールを用意しなくてはいけません。今日の記事は移動平均線を使って解説しますが、当たり前ですが、
以下、移動平均線のチャートの見方を解説
移動平均線の上にローソク足が存在するのなら、需要軍が優勢
移動平均線の下にローソク足が存在するのなら、供給軍が優勢
移動平均線の上にローソク足が存在する領域は、需要軍の制空権であり、空売り勢として参戦することは、論外です!
2本のトレンドラインが引け、上昇トレンドが確認できますが、需要軍として参加が許されるのは、四角の部分です。 移動平均線の上にローソク足が存在しないのなら、需要軍として参戦するのは危険です。
また、下降トレンドなら、移動平均線の下にローソク足が存在する領域は、供給軍の勢力圏であり、需要軍でこの空域に飛び込むのは論外です。
このチャートですと、1番左に丸があり、デッドクロスが出ています。これはつまり、「下に参ります!」という合図であり、移動平均線の下にローソク足が存在したら、供給軍の勢力圏に入ってきたな、という気持ちの切り替えです。需要軍として参戦するのは論外であり、自滅行為です。
具体的に空売りで収益化できる領域は、左側の四角となります。 次に中央の丸でゴールデンクロスしていますから、相場の雰囲気が少し変わり、供給軍としての参加は見送りです。そして、1番右のデッドクロスで、再度、供給軍の領域に入り、空売りで黒字化できる部分は右側の四角となります。
このように、何でもかんでも利益化できる値幅ばかりではなく、この2つの四角の中から、損益比率が良好なポイントを発見できる、眼 というものが必要になります。
もし、この眼がないのなら、期待値が有利にならないため、売買を成立させればさせるほど、資金が減るはずです。
ゴールデンクロスとデッドクロスについてはこちらの記事で学べます。
Q ) 勝っている人は何分足でエントリーしているのでしょうか?
→勝っているスイングトレーダーは日足ローソクで売買しています
→勝っているデイトレーダーは、日足とか、4時間足とか、1時間足とか、15分足とか、色々です。
勝利の秘密は時間足ではありません。3Mです。(私のブログで3つとも解説しています)
<まとめ>
デビューして1年目は負けて当たり前
この時期に、いろいろな相場環境を体験できるので、実は肥やし
この体験からの知恵が実はプライスレス
勤勉な取引、オーバートレードは好成績を約束しない
見習い期間は日足で!
見習い期間は手数減らす!
資金量を上げると、ムキになって、金融市場で煽り運転を始めて大事故を起こす
東証や外為市場は高速道路と同じくらい危険
稼ぐことに執着するのではなく、自分の売買ルール通りに注文を執行することに執着する(執着をずらす)
日足で稼ぐことに卒業したら、マルチタイムフレーム分析を学び、デイトレードに挑戦するのはアリ!
移動平均線の上にローソク足が存在するのなら、需要軍として参戦する!
移動平均線の下にローソク足が存在するのなら、供給軍として参戦する!
勝利の秘密は時間足ではない、3M。
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