株の売買のタイミングをどう考えるか  ←テクニカルを使います! 

Q) 株をやっている人は
実際の売り買いのタイミングをどのようにして決めているのでしょうか。

そもそも肝心の売り買いのタイミングはどこで判断ているのでしょうか。

売り買いの指標になるテクニカル解析を使った判断基準などがあるようですが、こういう情報を利用されているのでしょうか。

それでも負ける人が多いと言うのでしょうか。
それとも、そのようなテクニカル解析の基準を使っていない方が多いのでしょうか。

A)株もFXも売り買いのタイミング合わせは、期待値を基に判断しています。

勝率✕損益比率=期待値です。

ちなみに私ですが、勝率は70%程は欲しいです。 損益比率は1:3くらいは欲しいです。

売買を成立する前に、ここまで逆行されたら損切。ここまで順行したら利益確定、という損切幅と利食い幅を決めています。トレンドに乗れていて、かつ、損益の幅が1:3になるのは、珍しい事で、実際は、損益比率が良好な間合いにローソク足が入ってくるまで「待機」。待機するのが相場師の仕事です。

<日経平均株価で例を挙げますね>

 

 

チャート左側に丸と四角と水平線があると思います。
例えばですが、
丸=エントリーポイント
水平線=損切ライン
四角=利益確定の幅
と定義すると、損益の比率が約1:3くらいになります。
エントリーポイントの左側にゴールデンクロスが有ります。
ゴールデンクロスが出る! という事は「上に参ります!」という事ですから、新規の空売り、という選択肢は、除外。新規の買い、一択です。
後はタイミング合わせですが、この日経平均株価の例ですと、グランビルの法則となります。
テクニカルの知識を充実させる、というのは、広いチャートから、損益比率が良好なpointを探せるようになる、という事です。
トレンドは100発100中で乗れませんから、資金管理ルールを徹底して、ダマシに狩られないよう、上手に資金を約定させていく感じとなります。
沢山の株本を読むと、テクニカルの勉強ができます。このテクニカルにはこういう意味があるよ、こういうのが原則だよ、こういうのが例外だよ、と株本には書いています。
今回は例として、グランビルを使ったタイミング合わせを紹介しました。他にも、ストキャスティクスを使ったタイミング合わせもできますし、フィボナッチを使ったタイミング合わせもできます。
テクニカルの王様はダウ理論です。しかし、ダウ理論のみだと、タイミングが測りづらい、というのが経験の浅い時期です。
経験が上がってくるとダウ理論だけでタイミング合わせができるのですが、テクニカル知識が足りていないと、損切った折に、自分のテクニカル知識が浅いから逆行されちゃうのかな?
という敗因は知識不足かな? という考えが頭から離れません。
どれだけ知識量を増やしても、支持線、抜ける時は抜けますw
その時は切るしか無いわけで、その時に軽い資金量が輝きますね。
質問に戻りますね
それでも負ける人が多いと言うのでしょうか。
それとも、そのようなテクニカル解析の基準を使っていない方が多いのでしょうか。
これですが、原因は複数あります。
ナンピンしてしまった・・・
資金量を上げすぎて切れなかった・・・
上昇トレンドで、空売りをやってしまった・・・
指標にやられた・・・
待てずに飛びついてしまった・・・
ローソク足に置いていかれそうで、「エイヤァ!」で掴んだら、ふるい落とされた・・・
負ける原因は、人によってそれぞれで、これこれが原因です! とは本人にしか分からないです。
ハッキリ言いますが、敗因のしらみつぶし、これが勝因です。
それは売買日記を書いている人にしか分かりません。
売買日記を丹念に書き、自分だけのMy負けパターン、これを1個1個しらみつぶしにするのが、相場師の成長であり、勝因です。
自分の過去の弱点ですが
①待てない(ローソク足に置いていかれそうで、捕まえる →ふるい落とされる)
②利食いが続くと「思い上がる」  ←天狗になって資金量を上げる
③あれもこれも収益化しようとして手数が増えて資金が溶ける(エントリーの厳選の精度が低い)
④逆行されるとムキになり、自分の根拠が間違っていないことを、テクニカル知識を総動員して、自己説得しはじめる(脳内会話) ←これをやると負けます
・・・
まぁ、思いついただけでMy・負けパターンが浮かび上がるわけですが、売買日記を書いていると、どうも自分にはこういう悪い癖があるなぁ・・・と見えてきます。
その悪い癖を1個1個、矯正していくと、売買の上手い人になれる気がしますね。体験から。
 今回の記事ではタイミング合わせとして、グランビルの法則を紹介しました。各種テクニカル+ダウ理論で、タイミング合わせの候補は幾つか作れます。
 ボリンジャーバンド+ダウ理論でも、売買タイミングは作れます。
 フィボナッチ+ダウ理論でも、売買タイミングは作れます。
 一目均衡表+RSI+ダウ理論 でも売買タイミングは作れます。
 初心者 → 中級者 の過渡期は、テクニカルの猛勉強ですから、この時期に、テクニカル知識の底上げをやっていくと、実力がメキメキ向上すると思います。
 個人的には、資金を溶かして相場を去っていく人というのは
 減らした証券口座をリカバリするために、大きな資金量にして、一回の利食いで余力をリカバリする人
  こういう人から、退場していくと思っています。
 減らした資金量は、損益比率でリカバリするのであって、大きな資金量で1度の利食いでリカバリしようとすると、大きな資金で逆行された折、すべてを持っていかれます。
  いわゆる、大衆と呼ばれる相場師はこれをやります。
 負けてしまう原因は、テクニカルの精度(技)が悪いのではなく、
  減らした資金を1回の利食いでリカバリしたい! という「心」の問題です。
煎じ詰めると、売買というのは、「心」に行き着きます。
  結局は金銭への強欲を薄めるのが1番だね! と気づくまでは、「技」の研究ですね!
 結論!)
 売買のタイミング合わせは、グランビルやフィボナッチ等、テクニカルを使う
 期待値が良好なpointを探るためにテクニカルを学ぶ
 勝率は70%、損益比率は1:3くらい欲しい
 敗因のしらみ潰し = 勝因
 My負けパターンを1個1個、しらみ潰しにしよう!
 脱落する相場師は、減らした口座の余力を大きな利食いでリカバリしようとする(掛け金を上げて、ドカンと勝とうとする)
 結局は「心ですな!」と気づくまでは「技」の研究!
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