正しいトレードをしよう! ~トレードには4通りある~
売買日記、書くのかったりぃ・・・検証ソフト回すのダリィ・・・株本読むのメンドクセ・・・
儲かったから、いーじゃん。何だっていーじゃん。結果がすべてじゃん。
株やFXは「結果」が数字で出てしまいます。「儲かったの?損したの?」 「結果が大事じゃね?」と言われたら、「大事じゃないです」とは言えるわけないです(正論過ぎです)。
本日の記事は「けっこう辛口」です。良薬は口に苦し、と申します。真剣に相場師やってる方のみ、お読みください。
<本日の記事を読む利益>
・将来の大事故を予防できます
・相場師には4種類あると理解できます
・怖いパターン、ドンマイなパターン、痛い結果で終わったけど、将来楽しみなパターン、色々学べます
<本編ここから>
「結果がすべて」。色んな業界で耳にする言葉です。結果が出たから正しいのだ、結果が出なかったから間違っていたのだ・・・とんでもない勘違いです。
不正を働いても「結果」は出せます(インチキした分だけ効率が上がります)。
不正を働かずにコツコツやっても時期が来るまでは果実を収穫できない「下積み」期間はあります。
トレードは分かり易い世界です。損益が数字としてパソコンに表示されます。
一般社会はどうでしょうか?不正に不正を重ねて結果を出してきた企業が転落していく様を見ると、
「結果は偉大さの証明にはならないな」
と考えさせられます。
ばれたらヤバい事をやって転落していく芸能人、輝かしい結果を出したが、のちにドーピングをやっていたことが露見するスポーツ選手・・・
「結果がすべて」・・・それっぽく聞こえます。結果を出した人間には有無をいわさぬ発言力があり、周りを黙らせます。
しかし、です。
世の中には「悪手」があるのです。「悪手」に手を染めて結果を出してきた有名人や企業の転落を見ると、見るも無残です。
トレードにも「悪手」はあります。反対に
「正しいトレード」
というのもあります。
正しいトレードとは・・・期待値がプラスの売買ルール、自分の身の丈に合ったポジションサイズ(大きく勝負しない)、きちんとしたエントリー根拠、利食い根拠、検証データの採集に支えられた平常心、律儀に損切りを置く、などです
反対にトレードの「悪手」とは
儲けたい一心で優位性のないエントリーポイントで勝負する(先月の損を取り返そうとして、相場の都合ではなく、自分の都合で注文を出してしまう)
儲けたい一心で大きすぎるポジションサイズで勝負に出てしまう。
ろくな検証もせず、「たぶん勝つだろう」という希望的観測で注文を出してしまう甘さ
投資顧問業のライセンスを備えた業者の「買ってください」「売ってください」というシグナル配信に従って注文を出す、他力本願の姿勢
売買日記を書かずに取引を終わらせてしまう軽さ
損切を置かなかったら、狩られずに済んだ、そのまま狩られず、思った方向に伸びた・・・損切置かなかったから勝った
こういうトレーダーとしての「ふまじめさ」です。
トレードには4通りあります。
・正しいトレードで利益で終わる (おめでとうございます!)
・正しいトレードで損失で終わる (ドンマイ! 大事故を予防できて良かったね!)
・間違ったトレード(悪手)で利益で終わる (←1番危険です!)
・間違ったトレード(悪手)で損失で終わる (何がいけなかったのか、売買日記に書いておこう!)
この4タイプです。
この中で一番こわいのは・・・
・間違ったトレード(悪手)で利益で終わる
です。
上の2つは問題ないです。(トレードに100%はない以上、損も「やむなし」です)
1番下も問題ないです。(反省し、改善が生まれるので)
間違ったトレード(悪手)で利益で終わる
これが将来の破滅を招きます。
人間は悪手に味をしめる
からです。
2~3回なら悪手でも結果は出せると思います。「結果(利益)が出るならそれでいいじゃん・・・」
・・・違うっす
必ず悪手が通用しない相場がやってきて、トレーダーからすべてを奪っていきます。
損切置かなかったら、狩られずに「勝った」という人には、こういう未来が待っています。
「インチキで勝つ!」 ←この考えには魔が潜みます。
トレードに100%はありません。しかし、
正しいトレードを100%することは可能です。
(悪手でもよいから勝ちたい、という誘惑を断ち切る!)
中級者には耳の痛い記事だったと思います。
今日の記事は「説教臭い」話題だったと思います。
お恥ずかしながら、私も相場の「悪手」は体験済みです。(悪手で勝利後の「ツケ」を払ってきました)
「良薬は口に苦し・・・」という日本語があります。昔の私を反面教師として、皆さんは悪手で利益を出して、後々「ドぎつい、ツケ」が回ってこないよう、気をつけてくださいね。
最近株やFXを始めた方は、トレーダーとしての「正しさ」にこだわってください。
金銭に執着するのではなく、正しい売買をする事に執着してください(執着をずらす)。
結論!)
悪手でも良いから勝ちたい!という誘惑を断ち切るべし!!!
バレたらヤバイ事をやっても結果は出せる(結果は偉大さの証明にはならない)
野球のイチローや、将棋の羽生さん等、「一流」と呼ばれる人は「悪手や反則」を打たない
トレードにも「悪手」はある
勝率を100%にする事はできないが、正しい売買を100%執行する事は可能
株入門期・株初心者も「悪手は避ける」というマインドは持っておこう!