本日の記事は株やFX、先物取引の押し目買いを例にとってトレンドフォローで稼ぐ売買を解説しています。不確実(リスク)を取る、とはどういう意味か、理解が進みます。
上昇トレンドで買いで入った場合、前回高値を超えることは予測可能か!?
調整時に心理的不安を軽くするアドバイス記事です。
※)この記事は約2分半で読めます。
Q)FXの押し目について。
トレンドが出ている時に押し目買いした場合、最初の目標は直近の高値をブレイクするかしないかだと思うのですが、これは事前の情報でわかるものでしょうか?
『こういうときはトレンドが強いから、ブレイクしやすい』とか『こういうときはダブルトップになりブレイクしにくい』とか。
押し目買いでエントリーする場合、上のようなことは予測されているのでしょうか?
それとも予測は不可能なのか。
<まとめ>
①長期トレンドは、短期トレンドに優先される (短期トレンドが長期トレンドを打ち勝つ例外の折は潔く損切です まぁまぁの確率で起きる現象です)
②長期トレンド上昇に対して、空売りを仕掛けない ←must ゴールデンクロスなら買い、デッドクロスなら空売りです!
③短期トレンドに対してアンチだったとしても、長期トレンドには乗れている、これが利益で終わる根拠(例外時は切る)
④未来が見えない期間に握力を維持するには、資金下げる、上昇トレンド崩壊の定義をアバウトにしない、検証ソフトを回して標本を手元に残して安心材料にする
⑤上値抵抗を超えるかどうかは事前判定は無理。必要でもない。
⑥上値抵抗を抜ける手前に、利益確定したとしても、損益比率は決して悪くない(抜けたほうが利益幅が伸びるので助かりますが、mustではありません)
上昇トレンドが次に前回高値を超えるか、不確実(リスク)であり、予測は人間業ではなく、前回高値を超えなくても利益確定はできる。
A) 結論を先に言いますと、事前予測は不可能です。(また、不要です)
シチュエーションをチャートで視覚化した方が、イメージが湧くと思いますので、視覚化しますね(臨場感を出すために、未来チャートを隠しています)
※)ゴールデンクロスが発生し、ダウ理論が上昇トレンドをCallしています。
トレーダーはチャートの右端で決断を下すため、前回高値を将来、超えるかもしれない、超えないかもしれない、いわゆる不確実(リスク)です。
上昇トレンドを押し目買いで拾いに行った時、ちゃんと前回高値を上抜けしてくれるんだろうか・・・ それとも
1本前の陰線の上ヒゲが2番天井であり、これがダブルトップで、今からダウトレンドへの入り口ではないでしょうか? これって事前予測って可能ですか!?
という、こういう局面ですよね。(ダウ理論の定義となる前回高値をラインで引っ張っておきました。上値抵抗線ですね)
過去のYou Tube動画で語りましたが、チャート上には、
①白
②黒
③グレーゾーン
が有ります。で、トレーダーというのは、リスクを取るのが職業です。 リスクを取るとは、不確実性の支配下に置かれる、という意味です。 不確実性とは、結果がどう出るか、予想ができない、という意味です。
通常ではリスクとは危険、と和訳しますが、投機市場では、リスクを不確実性、と通訳します。
例)
ビルの100階から飛び降りる →危険は高いが、結果は予測が簡単(確実) よって、危険は高いが、リスクは低い(不確実性が低い)
ビルの2階から飛び降りる →危険は低いが、結果の予測が難しい。捻挫で終わるかもしれない。無事に着地するかもしれない、骨折するかもしれない、打撲や打ち身で終わるかもしれない、当たりどころが悪ければ、死ぬかもしれない
(結果の不確実性が高く、リスクが高い)
この例を金融的な意味でリスク判定すると、確実性が低い分、ビルの2階から飛び降りるほうが、不確実なので、リスクが高いわけです。
おみくじを引くのと同じで、結果が吉か凶かは、不確実なのが金融市場です。よって、
リスク(不確実)を取るという事は、グレーゾーンで意思決定をする、という意味です。
前回高値超えた所で買い注文を出すのは、白で判断を下しているため、不確実性の支配下に自分を置いていない、つまり、リスク(不確実)を取っていないことになります。
したがって、飛びつき買いはリターンが残っておりません。
で、上昇トレンド下において、リスクを取る、不確実性の支配下、グレーゾーンで注文を出す、という意味は、イコール、押し目を拾う、という事であり、上昇中の調整の陰線に対して、新規買いを入れる、という意味です。(ここで握力が試されます)
※)グレーゾーンで意思決定を為した(不確実を取った)その御褒美が利食いです。
トレンドは長期トレンド(推進)と短期トレンド(調整)に仕分けできる。
<余談ですが、ちょっと解説>
トレンドは長期トレンド(推進)と、短期トレンド(調整)に仕分けできます。
図を見たほうが早いと思うのでお見せしますが、押し目買いとは、下記のシチュエーションです。
左側に丸がありますが、これがゴールデンクロスです。で、チャネルが長期トレンドです。で、一時的な調整が短期トレンドです。
図のチャートですと、
長期トレンドは、↑
短期トレンドは、↓ この矛盾のグレーゾーンで、買い で需要軍にお味方するのが、押し目買い です。 つまり、短期と長期で矛盾現象が起きているわけです。
ダウ理論が長期トレンドで上昇をCallしている期間は「新規の買い」一択です。これをトレンドフォローと呼び、稼ぐための鉄の掟です。
で、短期時間と、長期時間ですと、長期の時間がテクニカル的には優先されるため、テクニカル判断の重要度は
短期トレンド < 長期トレンド
こういう優先順位となります。 ですので、上記のチャートの押し目買いですと、
短期トレンドに便乗した空売り < 長期トレンドに便乗した新規買い
原則上はこういう判定になります。ただし、トレードに100%が無く、原則と例外が有るため、例外時に、短期トレンドが長期トレンドをやっつけます! これがトレンド転換と呼ばれる現象です。ここで、損切らないと塩漬けと地獄です。レバレッジ効いていますので、損切りしないのは論外です。
たまに、押し目買いを、逆張りと呼ぶ人がトレード業界に居ますので、ちょっと異論を挟みたいのですが、
押し目買いは、長期トレンドに逆らうものではありません。よって、オン・ザ・トレンドです。(トレンドフォロー売買)
ただし、価格のUターンを利用して儲けるため、(タイミングが)逆張りではあります。 どうも、トレンド違反と逆張りを混同して用語を使っている人が多い気がするのですが、押し目買いはトレンド違反ではありません。
私の考えた名前ですが、押し目買いは、オン・ザ・トレンドの逆張りです。(トレンド違反ではないため、利益確定させてもらえる)
トレンドに違反していなければ、タイミングの順逆は問題ではない。
多分ですが、前回高値を超えるかどうか、未来チャートが見えないため、不安なんですけど・・・握っていられません・・・下降トレンドの入り口だったらどうするの?
という恐怖だと思いますが
<この時期>
長期トレンドでは、オン・ザ・トレンドなわけです。 多分、恐怖を感じる人は、短期トレンドにフォーカスしているんだと思います。視界が。
<長期トレンドには乗れていますよ!>
よって、(例外事例でなければ)新規買いが正解なわけです。 ←例外の折は損切が正解ですよ!
うん、わかった。余談はもういいよ。じゃあ、このグレーゾーンの恐怖心を何とかしてよ・・・ っていうのが本心だと思うので
ここから先は、グレーゾーン下での不安や恐怖の和らげ方
①資金量を下げる(評価損が勢いよく膨らむのは、恐怖心を煽ります)
②上昇トレンドの定義が崩れる条件をシビアに設定する。(上昇トレンド崩壊の定義と判断基準をアバウトなままで売買しない)
③検証ソフトを回す ←1回、上昇トレンドが発生したら、何波動、発生する確率が何%、と標本を手元に残しておくと安心する
④短期トレンド(調整波動)で、下ヒゲが出現したのを目視確認した後で新規の買いを入れて、長期トレンドに付き合っていきます。
※)下ヒゲがチャート上に出る、という意味は
供給パワー < 需要パワー を意味します。
この不等式が調整局面に於いて出現してから、強い需要パワーに新規の買いで加勢して、推進波動(長期トレンド)に対して順張りです。(トレンドフォロー)
この辺が回答となります。
②ですが、例えば下図の条件で、長期トレンドが崩れる条件をどこに設定するか、そこで買いが正解か、空売りが正解か、の判定が出せます。ここをアバウトなままで残しておかない、という意味です。
<長期トレンドが崩壊するのは、どこ?>
上記、①~③が未来が見えないグレーゾーン下での押し目買いの心構えですが、
Q) トレンドが出ている時に押し目買いした場合、最初の目標は直近の高値をブレイクするかしないかだと思うのですが、これは事前の情報でわかるものでしょうか?
ここですが、事前予測は人間業ではありません。例えばですが、前回高値を超えなくても、押し目が正解だった場合、前回高値よりも安いプライスで利益確定したとしても、利益で終わります。
つまり、前回高値を超える、という現象はwantであって、mustではありません。
前回高値を超える、というのは、超えたほうが利益幅が伸びるので助かりますが、別にmustではありません。超えないなら超えないでも、利益は出せます。
<同じ通貨ペアです>
チャネル下限の丸で押し目買いしたとして(長期トレンドに対して、オンザトレンド)、前回高値を超えずして利食いしても、損益比率は良好です。(利確は四角の部分です)
大事な事は、長期トレンドが上昇Call時に、空売りをしない、という事です。(左側にゴールデンクロスが出ています) ←ここはmust ですよ!
このサンプルをメモ帳外しますね。
※)調整で陰線2本後に下ヒゲ確認してから新規の買いを入れると、四角い陽線3本を利益確定できます。
前回高値を上値抵抗線として180度のラインを残しておきましたが、丸で新規買いした場合、上値抵抗線を超える前に利益確定したとしても、四角の部分で利益確定できる、そして、その利益幅は、損切幅よりも広い、という1点が期待値の関係上、重要になってきます。
<まとめ>
①長期トレンドは、短期トレンドに優先される (短期トレンドが長期トレンドを打ち勝つ例外の折は潔く損切です まぁまぁの確率で起きる現象です)
②長期トレンドに対して、空売りを仕掛けない ←must ゴールデンクロスなら買い、デッドクロスなら空売りです!
③短期トレンドに対してアンチだったとしても、長期トレンドには乗れている、これが利益で終わる根拠(例外時は切る)
④未来が見えない期間に握力を維持するには、資金下げる、上昇トレンド崩壊の定義をアバウトにしない、検証ソフトを回して標本を手元に残して安心材料にする
⑤上値抵抗を超えるかどうかは事前判定は無理。必要でもない。
⑥上値抵抗を抜ける前に、利益確定したとしても、損益比率は決して悪くない(抜けたほうが利益幅が伸びるので助かりますが、mustではありません)
未来チャートの事など、誰にも分からないし、わからなくても損益比率は良好にできる、長期トレンドには決してアンチにならない、、、 この辺をご理解ください。
長期が負けて、短期トレンドが勝ったら、それは転換ですので、1回損切って転換の手法で稼げば良いだけです。
※)調整には価格の調整と時間の調整があります。時間経過させないと、トレンド再開しません。
ここの詳細を詳しく解説してノウハウ化した教育講座を運営していますので、詳しく押し目買いと戻り売りを学び、利益確定できる人間に化けたい人は御検討ください。
トレンドフォローで稼ぐノウハウを具体的に明示しております。
参加費980円ですので、1回利益確定できたら、簡単に採算が取れますよ!
本日もブログを閲覧してくださり、本当に感謝しています。
応援クリックにご協力くださると励みになります。