<株・FX初心者・稼げない方向け!>稼げないのは「手法」じゃなくて、「確率」かもよ? 不確実性をとことん下げてる?

早く稼げるテクニカル教えて欲しい・・・損で終わらせたくない・・・自分に株やFXの売買の実力が有ったらちゃんと稼げるのに・・・株の実力の有る人が羨ましい・・・

一般の世界は、実力を磨けば何とかなってしまいます。頑張れば頑張るほど、努力をすれば努力をする程うまく行くのが一般の世界です。

相場の世界は「確率」が多分に物を言います。下値支持線が機能する確率は〇〇%、下値支持線が機能しない確率は〇〇%・・・ 利益で終わるか、損失で終わるかは、確率の要素を排除できません。

<本日の記事を読む利益>

・実力をどれだけ磨いても勝率を100%に出来ないことが分かる

・不確実性とは、ローソク足だけの問題じゃない。天変地異や、通信機器(パソコンやマウスなど)のコンディションの影響下にも置かれる

・自己責任原則に同意するって事が、どういう事なのか理解できる

・不確実な世界で生き残り、稼ぐってのはどういう事なのか、予習できる

<本編ここから>

先日は、トレードは不確実であり、名将は不確実性を下げる、という記事を書きました。

今日の記事は続編となります。

人間というのは勝てば、うまく行けば「自分の努力」の結果、と判断しがちです。

また、負ければ、うまく行かなければ「偶然が味方しなかった」と判断しがちです。

実際は勝った試合にも相手方のミスや、偶然が味方して勝つ事だってあるわけです。人は偶然の勝利を必然と思い込み、致命的な失敗を犯します。

特にトレードは利食いで終わる事も多分に有りますから、利食いが連続すると、「俺は相場が分かってる」感が出てきて、だんだんと「大胆に」なります。

利食いが連続する → 気が大きくなる → 大胆になる

→エントリーポイントの精度が甘くなる(衝動売買) →掛け金上げる →偶然が敵となって相場師を襲う

<参考資料>

こうして株やFXで大失敗したり借金作ります。

実は利食いトレードって「大胆になる」から怖いんですね。

個人的な考えですが、相場師は、東証や新興市場、外為市場に対する、「畏敬の念」「畏れの心」が大事なように思います。

いつ、どんな例外的偶然が敵となって、自分を襲うか、わかったもんじゃない

前回は利食いで終わった売買だが、前回の売買と今回の売買は確率的に独立していて、前回の勝利が今回の勝利を約束するとは限らない。今回の売買でローソクが逆行することもあるし、格付け会社が買いポジHold中に格下げするかもしれない、ホールド中に巨大地震が発生するかもしれないし、PCが故障して注文が出せなくなるかもしれません。

※)この段落を書いていて思い出したのですが、私は以前、利食いしようかな・・・と思ってマウスを握ったら、

マウスが故障

した事がありました。(さすがに冷や汗かきました)

どれだけ動かしても、マウスが反応しないため、マウスは諦めて、急いでタブレットからポジション・クローズを行った思い出があります。銘柄は忘れました、ファミリーマート(8028)だったかかな? うろ覚えですみません。 パソコンだけなじゃなくてタブレット買っておいて良かったな・・・保険かけておいて良かったな、とあの時は思いました。

相場はどこまで行っても不確実、偶然の支配下に置かれる、というのは

パソコン周辺機器の不調、Wi-Fi環境の不具合、インターネットプロバイダの不具合、証券会社のサーバーダウン等、人智を超えた案件も含まれます。

ですから、

売買の実力というのは、確率というフィルターを通してしか、結果に影響を及ぼせない 

わけです。(売買の実力を磨かなくて良い、という意味ではありません)

どれだけ実力を磨いていても、確率の影響の支配下に置かれるので、損切はあり得る、5σ(ファイブシグマ)に持ってかれる可能性はゼロじゃない(5σは年に1回くらいあります)

ってのが実際の所です。

人は偶然をコントロールできず、正しい判断を積み重ねていく事しかできません。

100%確実な手法などなく、勝てる確率が高い手法があるだけです。

これが身に沁みていない時期の方は、手法探し頑張って下さい。次の偉大なるテクニカル探しを頑張って、有名所のテクニカルで原則と例外を両方味わってみる →テクニカルに絶望する(勝率100%のテクニカルに出会えなかった)

→テクニカルに犯人探しをするのではなく、自分の心の余裕の無さ、相場の不確実性に犯人探しをする

こうやって一皮むけていきますから、実は「聖杯探しの努力」は無駄ではありません。

ちょっと手法探しの話にズレましたので、「確率」「偶然」の話に戻しますね。

原因と結果の間には「偶然」が入り込み、実力が結果に反映される前に、「確率」というフィルターを経由する。

そういう、不確実な世界(相場)で生き残っていくためには

①多様性の確保

②偶然を原因とする失敗を許す

③長期的視点を持つ

この辺りが結論となります。

この辺りも説明すると長いので、次回の記事に譲ります。

結論)

・原因と結果の間には「偶然」が入り込む

・実力が結果に反映される、その途中に「確率というフィルター」を経由する

・よって、勝率を100%にするテクニカルなど存在しない(Hold中にマウスが壊れて含み益→評価損に化けるかも)

・個々の売買は確率的に独立しているので、前回の利食いトレードが、今回の利食いトレードを約束しない

・「投資・トレード・資産運用は自己責任です」という文言に同意して証券口座・FX口座を開設した以上、不確実性をとことん下げるのは、当たり前の話

・不確実性を下げるとは、マウスの予備、キーボードの予備、パソコンの故障に備えてタブレットやスマホを用意しておく、通信リスク、ITリスクも考えておくってこと(通信機器の保険も掛けておく)。証券会社も複数用意しておく。

・人間は偶然を支配下に置けない。正しい判断を積み重ねていく事しかできない

・不確実な世界で稼ぎ・生き残るキーワードは、「多様性の確保・偶然を原因とする失敗を許す・長期的視点を持つ」

長くなるので、続きは次回の記事!

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