プラマイ・ゼロは上出来だ!
今年も1年が終わりますね!本年はブログを閲覧いただき誠にありがとうございました。
今年は年間黒字にできなかった・・・年の途中で大きな損を出してしまった・・・損小利大の1年にできなかった・・・来年こそは頑張りたい!
相場師として大納会を迎えると、相場師としての通知表を受け取った気がします。
平成最後の大納会はサッカーの西野監督でしたね!
株やFXの世界では、証券口座の余力が通知表のようなものですから、年をまたぐ折は一喜一憂するものです。
<本日の記事を読む利益>
・年間黒字で終わらなかった人はホッとする話
・年間マイナスで終わった原因究明
・人間が幸せになるためのヒント
・金銭欲はどうやったら小さくできるのか
こういう事が学べます
<本編ここから>
今年は年間黒字にできなかった・・・俺、才能ないかも・・・
トレードには学ぶ段階と稼ぐ段階があります。学ぶ段階(修行期間)はやる事が多いです。売買日記を書く、株本を読み漁る、良質な株セミナーに行く、検証ソフトをジャンジャン回す、チャートを見る ・・・等です。
修行期間は損しやすい時期です。車の運転で例えると、教習所でトレーニングしている時期ですので、事故にあいやすいです。(単純に未熟です)
修行期間のコツは「儲けようとしないこと」です。儲けようとすると不思議と損が出るのがトレードです。(ポジションサイズを小さくする、トレードの根拠を厳選する)
また、修行期間をやり過ごすには「損得は脇に置く」という心構えが大事です。
修行期間(学ぶ段階)は儲けようとせず、「勉強させてもらってる」という姿勢が大事です。この時期に味わった苦い経験はトレーダーとしての「肥やし」になります。
初心者~中級者は儲ける段階ではなく、学ぶ段階ですので、
プラマイ・ゼロは上出来です!
利益が出ずに悩んでいます、というのはちょっと違います。稼げる段階(上級者)までは「損し易い時期」ですので、プラマイ・マイナスで年を終える人は結構いると思います(当然です)。
プラマイトントンで年を終えた・・・というのは実は上出来です。落ち込む必要はありません。プラマイ・マイナスで12月31日を迎えた・・・というのは見習い期間でしたら大変自然な事です。
相場師になるとは、軍隊の次に厳しい世界に行くということですから、株の初心者が簡単に黒字で終わるとは考えないことです。
プラマイ・ゼロで年間終わっている人は上出来ですので、プラマイ・プラスで年度を終えられるよう、引き続き修行です(知識量の底上げ、検証努力、などですね)。
プラマイ・マイナスの方は、 トレーダーとしての実力 < 金銭欲 になっている可能性があります。本業からの収入を切り詰める(節約)など、金銭欲を抑える工夫をし、謙虚にトレーダーとしての実力を高めるしかないです。
株の入門期は相場に対して謙虚になり、金銭欲を小さくすることがプラマイ・マイナスから脱出する1番の近道です。
金銭欲が小さくなれば、掛け金が下がりますから、FXで失敗することもないですし、FXで大損するとかFXで借金かかえる、とかもないわけです。(損切った後のリカバリも楽です)
株価チャート、FXチャートの勉強と同じくらい、金銭欲を下げる事は大事です!株やFXのコツは複数ありますが、金銭欲を下げるのは重要な1点です。
<年間マイナスあるある>
金銭への執着心 ⇒ 大きなポジションサイズ(ホームラン狙いなど) ⇒損切りできない(理性が効かない) ⇒大きな損失 というのが、プラマイ・マイナスのよくあるケース
<年間マイナスあるある 事例2>
奇数の月にマイナスで終わった(損切が連続した) →偶数の月に先月の負けを取り戻そうとして手数を増やした(エントリーの数が増えた) →絶好球でもないのにバット振った →内野ゴロのダブルプレーになった(更に減らした)
年間マイナスで終わるパターンは複数あるのですが、
金銭欲を原因とする事が多い(←ここ大事!)
ですので、金銭へ執着しない、という心構えは極めて大事です。
もともと人間、裸一貫で生まれ、いつかはお墓へ行く生き物です。
裸で生まれ、いろいろな物(学歴・ステータス・資産残高など)を捨てて、いつかは「あの世」へ旅立つわけですから、いつかは捨てる「お金」に過剰な意味を与えないことです。
いつかは「捨てる物」が増えた・減ったと一喜一憂するなんてよくよく考えると変な話です。(あれは証券口座に印字されている数字です)
金銭への執着心がなければ、そもそも東証や外為市場や先物市場に来ません 笑
相場の難しい所は、金銭が欲しくて東証に来たのに、
金銭欲が金銭を殖やす作業の足かせになる
事です。(この矛盾が相場の曲者)
恋愛とかでもそうですが、執着している人はお目当ての異性から「ストーカー認定」を受けやすいです。
執着している間は手に入らない、というのが宇宙の法則ですから、異性も金銭も執着している間は手に入りません。
人間は放っておくと、「とらわれ」ます。
金銭への執着、名誉への執着、彼氏彼女への執着、健康長寿への執着、出世への執着・・・挙げればキリがありませんが、執着は心を苦しくし、執着したものは手に入りません。
トレードやビジネスを始める人は「金銭へのとらわれ」が強い人が多いですが、「金銭への強すぎるとわられ・執着」はトレードの上達を遅らせますし、なにより利益が出ません。
我々は「優劣の二項対立の世界」に住んでいます。
金銭を沢山稼げる = 優
金銭を稼げない = 劣 こういう世間的な判断(一般認識)って有る、と思います。
これって金銭だけじゃなくて・・・例えば
〇〇才までに結婚できた・・・優
結婚できないでいる・・・劣
名門と呼ばれる学校に合格できた・・・優
名門と呼ばれる学校から不合格通知が来た・・・劣
バレンタインチョコを沢山もらえた・・・優
もらえなかった・・・劣
クリスマスに過ごす彼氏がいる・・・優
部活でレギュラーを取れた・・・優
レギュラーを取り逃がした・・・劣 等々 挙げればキリがないですが
こういうのって、マスコミが作り出した
刷り込み
です。
実際の所は・・・
奥さんの皿洗いを手伝った、あなたも尊いですし
職場で汗水垂らした、その帰宅後にチャート本を読むあなたも尊いですし
ゴミ出し手伝った旦那さんも尊いですし
掛け算に取り組む小学生も尊いわけです。
ご近所さんと仲良くできる奥さんも尊いわけです。
痩せている=優 太っている=劣 という構図を作っておけば、エステ業界が儲かるわけです
受験に合格する=優 志望校に不合格になる=劣 という構図を作っておけば、予備校ビジネスが儲かるわけです。
世間的に広がる「優劣の二項対立」は広告業界は物が売れるから助かるんでしょうけど、人間を不幸にします。
実際の所は「優劣の二項対立」ではなく、「頑張ってる全員が尊いわけです」。
利食いで終わった相場師も尊いし、皆が嫌がる損切をできる相場師も尊いわけです。
マスコミ的に「億り人・ヒルズ族・セレブ=優」という構図を一生懸命作っていますが、真に受けない事です。
人間は「劣」のレッテルを貼られたくない一心でひたすら努力し、努力を通り越して「執着」まで行きます。
そして、「執着」は相場の神様が
最も嫌うもの
です。
正月休みを利用して、自分の心に「優劣判断」が刷り込まれてないか、そして金銭の世界まで染み込んでないか。
「劣」になりたくない一心で無駄に手数増やして損を増やしたり、ホームラン狙いをしようとして大損につながっていないか・・・
絶好球だから注文を出したのか、「優劣へのとらわれ」から注文を出していないか・・・
自分はマスコミ的な「優劣の二項対立」に染まっていないか・・・
正月休みを利用して、ご自分の心を点検してみてください。手法の勉強を超える有益さがあると思います。
それでは良いお年を!
結論!)
トレーダーに学ぶ段階(見習い期間)はある。
その時期はプラマイ・ゼロは上出来!
プラマイ・マイナスの見習い期間は大変自然な事。(落ち込む必要ない)
プラマイ・マイナスは心の中に金銭への執着(とらわれ)がないか点検してみること!
この世は「優劣の二項対立」ではない!
人間に尊卑はなく、利食いで終わった相場師も損切できる相場師も、頑張ってる全員が尊い
マスコミ的な「優劣の二項対立」に染まっているなら、その考えから抜け出すと、人間の心を軽くし、金銭欲が下がる。
金銭欲が下がると、稼ぐ難しさも下がる
2019年も相場で頑張っていきましょう!(相場の秘訣はやめない事です!)