土日は休むべき
早く稼げる自分に化けたい!1つでも多くの手法学びたい、株のチャートの見方を勉強したい、株の売買をしたい、月曜が待ち遠しい、早く東証空いてほしい・・・土日も株株株に時間を割きたい・・・稼げない時期は「焦り」ばかりが先行しますから、こういう感情を抱きやすいです。
本日の記事を読んだ後は「程よいリラックス感」「ちょうどよい脱力感」が学べます。相場の世界はかなり特殊で一般の世界とは違い、「ほどよい脱力感」で取り組むと良い結果で終わったりします。本日の記事で「ストレスをためない見習い期間」を学んで下さい!
トレーダーは土日は休むべきだと思っています。
月~金まで為替も株も動いています。上達するまでの間は株本を読んだり、売買日記を書いたり、手法の研究をするなり、やることは多いです。
専業トレーダーの方は、東証が空いている間はチャートを見て、値動きを監視するわけですから、当然疲れます。
兼業トレーダーの方は土日以外はお仕事しているはずですから、土日まで株やってたら、体調崩します。
「早く稼げるようになりたい!」という気持ちばかりが先行し、無理をして「株株株」の人生を送ると、疲れもたまり、体調も崩します(私の体験です)
特に為替はロンドン時間もNY時間もローソク足が動いていますから、深夜~明朝までやろうと思えばやれるわけです。
一般の世界(受験やスポーツ、お仕事など)は、努力すれば努力するほど結果に反映される世界だと思います。
トレードの世界は、努力しなくても「まぐれ」で結果が出てしまう場合もあり、努力しても努力しても結果が出ない時期もあったりします。
トレードの世界での結果が出ない、とは、相場と手法がかみ合っていない状況下で起きます。
相場が上昇トレンドではないのに、上昇トレンド用の手法を使っても、うまくいかないのです。
夏にコートを着るような感じです。相場環境と手法がかみ合っていない・・・これが投資の初心者~中級者によくある「損」を出す典型例です。
損が出ている間は「自分の努力が足りないんだ!」という一般の世界の常識をトレードの世界に持ってきがちです。しかし、トレードはかなり特殊な世界です。変わった世界です。
努力しなくてもうまくいく時期はうまくいくし、努力してもうまくいかない時期はうまくいきません。
相場の格言に「休むも相場」という言葉があります。
うまく行かない時期は「手法」が相場に合っていないので、かみ合う相場がくるまで、「休む」これが大事! という意味です。休む=怠ける ではありません。
一般の世界では「休む」より「勤勉」が尊ばれますが、相場の世界では「勤勉」が裏目に出ることがあります。
勤勉に勤勉にトレード学習やってるのに「損」が出ると、トレードが嫌になってきます。自信もなくなってきますし、証券口座も減りますから、機嫌が悪くなります。多分、家族喧嘩などにもなります。
売買日記を書いていると、うまくいったトレードと、うまくいかなかったトレードのパターン分け(仕分け)ができるようになります。
こういう相場が来ると稼がせてくれるけど、こういう相場が来ると急に稼げなくなる・・・ こういう仕分け済みデータが財産です。
稼げる相場だけをトレードしていきましょう。稼げない相場に無理して挑むのはやめましょう。トレードで稼いでいる人は市場選定がうまいです。稼ぎやすい銘柄、稼ぎやすい通貨だけを狙っています。
自分の得意パターン、苦手パターンの値動きを把握できているので、得意な値動きをしている金融商品のみを手がけます。
野球選手でも甘いボールだけ狙ってバットを振れば、バッティング成績は向上すると思うのですが、あの感覚に近いです。どれもこれも利食ってやろう、ホームランにしてやろう、という考えは捨ててくださいね。
株の初心者、株の入門期の方は、「稼げない間は原因を自分の努力不足」にしがちです。土日まで株やFXの勉強に使ってしまうと、気力体力がどこかでおかしくなります。
途中で辞めてしまっては元も子もないわけですから、休日はしっかり作って、気力体力の回復に努めてくださいね。