売買単位について
好きな株を好きなだけ買いたい、気になっている通貨ペアを思っただけ空売りしたい・・・
ちょっとできない相談です。本日の記事では売買単位とレバレッジについて学べます。株の買い方を学ぶ前に、取引単位を学んでおく必要があります。
取引には単位があります。
例えば、SONY(6758)を378株買いたい!と思っても無理です・
SONY(6758)は100株単位の銘柄です。
ですので、100株買うか、200株買うか、300株買うか・・・と100の倍数でないと購入できません。
この最低購入単位というのは、銘柄によって異なり、1000株単位の銘柄もあれば、1株単位の銘柄もあります。
為替も同じで、大体10000通貨が最小単位です。FX業者によっては1000通貨を最小単位としている所もあります。
例えば、USDを10000通貨、110円で買おうと思ったら、1100000円必要なわけです。
そこで10000通貨買うために、必要となる証拠金が発生します。(担保のようなものですね)
時期によって変化がありますし、FX業者によって変化しますが、2018年11月現在ですと、USD10000通貨購入(買いポジションを組む)には45107円が必要です(出典 FXプライム )
110万必要な元本を45107円の証拠金で済ませるわけです。110万÷45107=約24.38倍 レバレッジ約24倍です。
例として為替を使いましたが、原理は株の信用取引もCFDも同じです。また、先物取引は、取引単位のことを枚数と呼びます。
先物の場合はラージ1枚=ミニ10枚ですね。
このように取引には単位というものがあり、銘柄によって異なる。
FXの場合は10000通貨、1000通貨単位
先物は枚数(ラージ、ミニ)
取引は好きなだけ取引できるのではなく、決められた売買単位をどれだけ扱うか、そういう世界なんだな、という理解でOKです!
実際証券会社に口座を作ってみて、証券口座を眺めている間にこの辺の事はわかってくると思います。是非、口座を作って色々見てくださいね。
FXや日経先物取引は証拠金取引です。証拠金(担保のようなものです)を証券会社やFX業者に預けて、担保以上の資金を取引するする行為です。
必要となる証拠金の金額は随時変化しています。FXに必要な証拠金も変化しますし、先物取引、オプション取引では、SPAN証拠金というものがあります。ポジション1枚組むために必要な証拠金をSPAN証拠金と呼びます。相場が激動する時期は大勢が損切りして相場に「危機」や「不安動揺」が走ります。
そういう折に、SPAN証拠金は値上げします。証券会社としても信用を担保するために多くの資金を預けてもらいたいわけです。
相場環境によって、証拠金の量が随時変化してるんだな、という認識が得られればOKだと思います。