FXの押し目買いと戻り売りにナンピンは必須か!?

この記事は、FXトレードで押し目買いや戻り売りを仕掛ける際に、最高のエントリーポイントが分からないため、ついついナンピンした方が売買がうまくいくんじゃないの?って考えている人の為のピラミッティングというアドバイス記事です。

※)この記事は約2分半で読めます。

ナンピンは必須か!?

Q) 押し目買い戻り売りはナンピン必須でしょうか?

正確な押し目戻り売り場所的は誰にも分からない。

損切り幅を広くして耐えるよりはナンピンした方がなんとなく楽。

ナンピン売買について御見解を聞きたいです。

A) 押し目買いと戻り売りに限らず、すべての取引に於いてナンピンという手法は不要。むしろ有害。ただし、玉操作は必須と考えます。

ナンピンとピラミッティングは何が違うか

ナンピンと増し玉操作の違いはこちらの記事で学べます。

当たり前の話ですが、トレードの世界では常に意思決定をチャートの右端、絶壁で迫られます。

出来上がったチャートでここで押し目を拾えば良かったね♪とか、ここで戻り高値の上ヒゲ最先端で空売りを仕掛けておけば、最高の戻り売りができたよね♪とかは

後出しジャンケンと同じで、何とでも言えるわけです(人生と同じですね)。

押し目買いと戻り売りの最高の仕掛けどころは手探り

具体的に言うと、押し目買いの調整の底値。具体的に言うと、戻り売りの戻り高値の上ヒゲ最先端。

そんなのは(未来チャートが見えない為)誰にもピンポイントでプライスを事前に断言ができないわけです。

3分の2押しで資金を入れてるトレーダー勢も大勢いて、半値押しで資金を入れてるトレーダー勢も大勢居て、オシレーター売られすぎで新規の買い(調整完了)と判断して押し目買いしている勢も大勢いるわけです。

色んな思惑が毎回毎回違う顔ぶれ、違う資金量でエントリーポイントで交錯する以上、毎回毎回、このプライスが最適解です! なんて有り得ない。

押し目買いの調整の最先端、下ヒゲ最先端は事前には誰にも分からない。

戻り売りの調整の最先端、戻り高値の上ヒゲ最先端は事前には誰にも分からない。

これが真相です。

株やFX、先物取引は不確実(リスク)な世界です。

つまり、エントリーポイントというのは、不確実(リスク)なのです。

不確実な世界で確実を求めてはいけません。

結局、押し目買いや戻り売りのエントリーポイントでは、大量の余裕キャッシュという緩衝材(バッファー)が必須なのです。(ここ大事!)

半値押しが凶と出るかもしれない、次の3分の2押しが大吉と出るかもしれない。

エントリーポイントという部分は、ある程度の統計は取れますが、福袋みたいな物で、確率的現象なのです。

この確率的現象で、エントリーポイントで余裕キャッシュが少ない(バッファーが薄い)と、こまめに損切しなくてはいけません。

こうなると損切貧乏の出来上がりで、自分が損切った後に、トレンドが再開して利益確定を指をくわえて見ているだけです。

つまり、損切のし過ぎは、勝率が仕事しなくなる。

損小利大という言葉には、毒があるのです。

損小利大を、小さな資金量で損小で実現するのなら問題が無いのです。

損小利大を狭い損切幅で実現しようとすると、安易にストップ狩りに引っ掛かって、勝率が仕事しなくなり、期待値がボロボロになるのです。

じゃあナンピンが正解か?と言われれば不正解で。

ナンピンは無計画増し玉で損切りしない、という禁じ手中の禁じ手。

トレンド終了&トレンド転換の折に資金すべてを持っていかれる悪魔の手法です。

この不確実なエントリーポイントで正解は

余裕キャッシュを沢山保持していれば、不確実に対処でき、押し目買いと戻り売りのエントリーに成功できる。

余裕キャッシュ(分厚い緩衝材)で、自分を保護しておきながら、候補にローソクが寄ってくる度に、計画的に細かく資金を増やしていく。

そしてトレンドが崩れたら計画的に損切る、という

計画的なポジションの操作。いわゆるピラミッティングとか増し玉操作と呼ばれる技法です。

私が色々な記事で、1000通貨で売買してください、と書いているのは

大量に緩衝材を用意しておけば、精神が乱れない&、狩られにくくなり、確率的現象たるエントリーポイントが大吉で終わりやすくなりますよ♪

稼ぐのは、ちゃんと増し玉操作が上達してからでも十分間に合いますよ♪

と言っているつもりです。

ブログ読者の皆さんも私のブログで売買の手法を勉強して、大量の緩衝材を用意して、まずは1000通貨、先物ミニ1枚で、徐々に徐々にエントリーポイントの候補群で資金をチマチマ入れる、こういう手口を試してみてくださいね!

本日もブログを閲覧してくださり、誠にありがとうございました。

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