Q) FXで安定して稼げる投資法はありませんか?
様々な投資法を試してみましたが、
一時的には勝てても長期間続かないものが多いです。
そこで「FXで安定して稼げる投資法」というものがあれば教えて下さい。
A) FXや株で安定というのはありません。安定が欲しいのであれば、サラリーマンを頑張ると毎月利益確定できます。勝率100%です。
金融市場には、収入に上限がありません。投機筋は不安定な稼業ですので。(職業野球選手や女優や創業社長と同じで不安定です。ですから収入に上値抵抗線がありません)
そもそもですが、稼げるか、稼げないか、というのは相場環境で決まります。利益は相場環境がくれるものです。自分が使っている手法が相場環境に適しているのであれば、利益確定させてもらえます。
自分が使っている手法が、相場環境に適していない手法であった場合、チャートの神様は損切を与えます。
つまり、手法が稼がせてくれるのではなく、相場環境に従って手法をチョイスした自分に相場の神様が利益確定をくれます。
相場環境と、手法をマッチングさせる、ここで利益確定なのか、損切なのか、これが分かれます。
様々な投資法を試してみましたが、
一時的には勝てても長期間続かないものが多いです。
ここですが、多分、経験1~2年目くらいに味わう感情だと思います。親切な株本などで売買の手法は書いてありますので、沢山勉強してトライ&エラーが出たんでしょうね。
相場環境というのは変化します。(もみ合い → 上昇トレンド → ダブルトップ → 下降トレンド など)
で、相場環境が変化したら、変化先の相場環境にマッチングする手法に切り替えなくてはいけません。
一時的には勝てても長期間続かないものが多いです。 ←これ1個あれば大丈夫です! って手法は無いですよ! 例えば「押し目買い」という手法をマスターしたとして、押し目買い と、ダブルトップ、という相場環境はマッチングしないので、チャートは損切という罰を与えます。 また、下降トレンドで「押し目買い」という手法を代入しても、マッチングしていないので、相場の神様は罰を与えます。
下降トレンドで「押し目買い」を当てはめに行くのは、冬に海水浴に行くような物です。そもそも、かみ合ってないわけです。 こういう「かみ合ってない」場合、損が出ます。
逆に、夏に海水浴に行くのは、「かみ合っています」 こういうとき、利益が出るわけです。
一時的には勝てても長期間続かないものが多いです。 ←そもそも1個の手法があれば、すべての相場に対応できる、と考えていませんか? 万能なマスターキーのような手法は無いです(聖杯など無い)
例えばですが、沢山の手法を学んでみる。そして、色々な相場環境で使ってみる。 あれ? もみ合いのときは利益確定で稼がせてもらったけど、下降トレンドで使うと、クズやん? この手法・・・
とか
おぉ! 下降トレンドで使うと輝く手法だけど、底値圏のトリプルボトムで使うとクズだぜ・・・ とか、色々な手法を色々な相場で、使って、利益確定のパターンと、損切のパターンを売買日記に残しておく。
チャートを印刷して、どのテクニカルを使ったのか、根拠を残しておく。 で、利確トレードと損切トレードの共通点探しをする
で、見つかった共通点が、相場で生き残っていくための智慧となります。
相場環境は100も200も300も存在しません。チャートは複雑化しようと思えば幾らでも複雑化できてしまいます。大事なものは単純化です。
<悪い例 トレンドラインやサブトレンドライン、上値抵抗線や下値支持線などを引きまくる >
昔、自分の見習い期間にトレーダーだけの忘年会に行って、縁の有った相場師が、色々とライン引けば、どれか当たるっしょ♪
とか言ってる人が居ましたが、ハッキリ行って論外です。
下手な鉄砲は何回撃っても当たりません。 大事なことは単純化であり、引き算の美学です。
<良い例 可能な限り相場をシンプルにする ここまでチャートを美しくできる>
下降トレンド、反転、上昇トレンド とシンプルに仕分けができました。
下降トレンド → 下降トレンドで輝く手法を当てはめに行く
反転 → 反転で輝く手法を当てはめに行く
上昇トレンド →上昇トレンドで輝く手法を当てはめに行く
こうやって、複数用意している手法を、変化し続ける相場に、当てはめにいくわけです。 これが相場の智慧です。
夏が来たら、夏に海水浴やかき氷を当てはめに行く ← ◯
秋が来たら、秋にもみじ狩りや、やき芋や月見を当てはめに行く ← ◯
冬に変化したら、こたつや、初詣や紅白歌合戦や、年賀状を当てはめに行く ← ◯
春に変化したら、こたつやストーブは引っ込めて、新入社員歓迎会や花見を当てはめに行く ← ◯
一般社会で季節が変化するように、チャートも変化するわけです。
ですから、季節に自分を合わせるように、チャートに自分を合わせる。チャートにちゃんと合致する手法に切り替えて、合致する手法を代入しに行く! こういうマインドが、継続的に稼ぐ智慧となります。ですから、これ1個で大丈夫です! という魔法の手法は存在しません。
そういう魔法の手法を探しているのであれば、聖杯探しのトンネルから脱出できません。
逆に言いますと、相場環境に自分の用意した手法を代入しに行く! このマインドへの切り替えに成功した暁には、今持っている手法を、どの環境下で使うべきか、この判定に利用できます。その折に、過去の売買日記が物を言うわけです。 つまり、共通点探しができます。
もう1回、質問に戻りますね。
Q) FXで安定して稼げる投資法はありませんか?
様々な投資法を試してみましたが、
一時的には勝てても長期間続かないものが多いです。
そこで「FXで安定して稼げる投資法」というものがあれば教えて下さい。
一時的には勝てても ←ご縁の有った手法が、当時の相場環境に合致しました。だから稼がせてもらえました。
長期間続かないものが多い ←相場環境が変化したのに、自分の手法を新しい相場環境に代入することに失敗してます。(季節に例えるなら、夏が過ぎて秋に変化しているのに、海水浴やかき氷や、先祖供養をやっているようなものです) ←こういう折に、手法が機能しなくなります
そこで「FXで安定して稼げる投資法」というものがあれば教えて下さい。 ←チャートを極端に単純化して、相場環境を仕分けしてみてください。
そして、今、お手元にある手法を、どの相場環境で輝く手法なのか、仕分けしてみてください。
相場環境に的確に手法を代入できるようになった折、利益確定に安定感の有る相場師になれます。 (100%ではないので、資金量は下げて、逆指値の損切は置いてくださいね)
結論!
相場で利益確定を安定化させたいのであれば、相場環境を可能な限り仕分けする
季節が変化するように、相場環境も時の移ろいによって変化していく
安定感の有る利益確定というのは、イコール、変わりゆく相場環境に適した手法を代入し続ける能力
これに気づけないと、聖杯探しを延々と取り組まなくてはいけない
今が聖杯探しの真っ最中です! て人は売買の履歴をチャートに印刷して、売買日記としてコクヨのノートに残しておく
自分の売買日記を読み返して、共通点探しをする
どういう手法がどういう環境で輝くのか、こういう環境に変化すると、このテクニカルはクズ・・・こういう生きたデータが過去の売買日記に有る
こういう真剣さが大事
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