日経225先物で稼ぐ  売買で儲かるためのノウハウと先物の難しさ

Q) 日経225先物について質問です。

私、最近日経225先物に興味を持っています。

質問1
ネットなどで調べると、「先物は最も難しい」「堅気の人間がやるものじゃない」「95%が負ける」「すぐ退場になる」などの話ばかり出てきます。(それなりに投資のプロみたいな人もだいたい同意見です)

ただ、素人感覚としては、
日経連動のETF買うのと何が違うのか?現物取引ならば日経ETFが最も低リスク商品みたいに言われているのに」
「レバレッジを効かせるかどうかは本人のマネジメント次第ではないのか」
「むしろ、ずっと市場が開いていて持ち越しリスクもないし、どちらかと言えば低リスク投資じゃないのか?」
なんて考えるのですが、違うのでしょうか?

質問2
上にも関連しますが、ネットなどで調べると、「先物は外国人やアルゴなどが台頭しており、かなりのトレード技術が必要」みたいな話もよく見るのですが、「結局は「日経平均」というガチガチの指数にほぼ連動しているため、どれだけ大口が相場操縦してもたかが知れてるのでは?」なんて考えるのですが、これも甘いのでしょうか?

よろしくお願いします。

A) 私も日経先物は売買の経験がまぁまぁ有りますので、体験から思ったことを書きます。 日経平均先物はレバレッジがFX並です。株の信用取引は約3倍です。

FXと日経平均先物は、約27倍あたりまで高めることが出来てしまいます。

おっしゃる通り、日経平均株価を売買しているわけですから、日経平均連動型のETF(投資信託)を売り買いするのと、値動き的には同じなわけです(原理的には)

これは先物のみではなく、FXについても同じことが言えるわけですが、先物とFXの難しい部分は、レバレッジ取引で稼いでしまうと、勤め先の給与以上に稼げたりするわけです。

レバレッジ取引で資金を大きく溶かした経験が増えると、相場に対する畏敬の念や、リスク世界に対する恐怖心資金量を上げる恐ろしさを身をもって味わっているわけですが、まだ資金を飛ばした経験が浅い時期に、レバレッジ取引で大きく利益確定してしまい、勤め先の年収の半分くらいを稼いでしまうと、脳内が変な事になります。

変な事とは・・

こんなに沢山稼げる俺って天才じゃね? とか、次も大きく稼げるんじゃね?  という自惚れや、自分の売買技術に対する、恍惚。

自分の方が相場よりも賢いんだ、という慢心のような感情が湧き上がった経験は実は自分にも有ります。

稼ぐというのは金銭だけを見れば嬉しいことなんですが、精神的・心理的にはあんまり良くなくて、稼げば稼ぐほど、驕りのような感情が出てしまうのが相場の怖い所です。

難しいと言われている相場で利食いができてしまう、俺って天才、とか、ついに俺も相場の神様に愛されてしまったか、とか利食いが連続すると、謙虚さが段々、薄れていきます。

(売買に限った話ではないですが、謙虚さは長所が多い)

個別株の現物で稼いでも自惚れ度は対して上がらないのですが、レバレッジ取引で大きく稼ぐと、謙虚さを維持するのが難しくなります。

不遜な事を書きますが、給料以上の金額を1回の売買で稼いでしまうと、昔の自分の勤務は何だったんだろう・・・という感情が湧いてくることもあります。

自分の気持から謙虚さがなくなるってのは、相場の世界では恐ろしい現象で、例えばですが、エントリーの精度が甘くなる、とか、切らなきゃいけないレートまでローソクが来ているのに、切れなくなってしまったり、資金量をついつい上げてしまったり、とか

自分が大損した取引の前には、必ずといっていい程、自惚れがありました。

 

強欲と慢心は相場の神様が最も嫌うものです。

相場の神様が次に嫌うのは勉強不足と検証不足です。あと、舐めも嫌いますね。

実はですが、株もFXも日経平均先物取引も、値動き的な事を言えば、

売買の方法というのは100も200も存在せず、

 

売買の「型」のような物は実は有ります。

 

その売買の「型」を大事にして売買し、損益比率が良好な部分にローソク足が寄ってくるのを待機し、ダマシ的な値動きに狩られないよう、徐々に資金を分割で入れていき、自分の検証データの値幅までローソクが順行したら、利食い注文を出すだけです。

で、売買の「型」が破られたら、損切るだけです。 取引って実はこれだけです。

既に売買の「型」が出来上がって、検証も終わっている人にとっては、

 

いかに謙虚さを維持するか いかに平常心を維持するか いかに慢心しない自分を維持するか

 

という、心理的な部分が課題となってきます。実は利食いをするってのはそれ程難しい部分ではなく、謙虚さを維持するのは本当に難しいです。

 

よく、大事なのは手法じゃなくてメンタルだ! という人がいるのですが、あれは売買の「型」が既に出来上がっている人にとっては本当です。

 

まだ、売買の「型」が出来上がっていない人にとっては手法は実は大事であり、そのステージの方に、手法は重要ではない、というのは少し酷な気がしています。

 

ちょっと値動き的な部分まで話が逸れてしまいましたが、日経平均先物は個別株と違ってレバレッジがキツイ分、利食いで終われば天狗になる。損切で終われば大きくガッカリする。

 

この感情の上下が大きい分、平常心を大きく下げやすいって部分が実はあります。日経平均先物の難しさの本質は心理的な部分だと思います。

 

ですので、資金を大きく飛ばした経験の浅い方、慢心や謙虚さのない売買が大損を生む、という経験の浅い人には、実は日経先物は大変、難しい商品だと思います。

評価益や評価損が大きく増えたり減ったりするので、心理的な動揺も大きいです。

 

資金を大きく溶かした経験の有る人は、相場への畏敬の念や、慢心の恐ろしさ、リスクを取る恐怖が骨身に染みていますので、そういう人向けの商品だと思いますね。

 

まだ相場の恐ろしさを骨身に味わっていない人が日経先物を売買すると、多分、資金を大きく溶かします(←こうやって相場師は相場の階段を昇ります)

 

ですので、1つ目の質問への回答になりますが、値動き的には日経平均連動型のETF(投資信託)と同じですが、心理的にはぜんぜん違うので、資金を飛ばしやすいですよ、というのが回答となります。

 

次にですが

 

 「先物は外国人やアルゴなどが台頭しており、かなりのトレード技術が必要」みたいな話もよく見るのですが、「結局は「日経平均」というガチガチの指数にほぼ連動しているため、どれだけ大口が相場操縦してもたかが知れてるのでは?」なんて考えるのですが、これも甘いのでしょうか?

 

 先物は外国人やアルゴなどが台頭しており、かなりのトレード技術が必要   ←まず、これですが、アルゴ売買というのは実際どうかな・・・と個人的には思っています。私もアルゴリズムの売買は詳しくないのですが、相場師というのは稼げないと、誰かのせいにしたくなります。 ←資金が減ると、気分が暗くなって、思考がネガティブになっています。

 

で、よく聞くのが、大口が~とか、ヘッジファンドが~とか、アルゴ取引(超高速取引)が~とか、自分を負かす、悪い奴らが居て、そいつらが自分から資金を奪っていくんだ! みたいな陰謀論。

 

実際は、ヘッジファンドも廃業していますし、すばらしいアルゴ取引のプログラムを作れるのなら、その人は世界の長者番付1位になってないと辻褄が合わないのであって、昔話になりますが、LTCM(巨大ヘッジファンド)も破綻しています。

 

そういう、影の黒幕がいるんだ! みたいな話は、陰謀論に過ぎないんじゃないの? と思っていまして、実際は、相場の群集心理を察し、相場の群集心理に逆らわない売買の「型」を相場の群集心理に当てはめに行く! というのが売買の大事な部分です。

 

ですので、相場での売買というのは、非常に人間臭いものであり、多分に心理的なものであり、メカやコンピューターに相場の群集心理を察する事ができるんだろうか・・・というのが私の本心ですね。私はAI(人工知能)は詳しくないのですが、詳しい人が居たら教えて欲しいですね。

個人的には、チャートから悲鳴が聞こえてくる値動きってあるのですが、人間臭い世界だなぁ、、、とはローソクを見ていて思います。

 

相場というものは数学的なものではなく、心理学的なものだと思います。理系ではなく、文系だと思いますね。需給は。

 

「結局は「日経平均」というガチガチの指数にほぼ連動しているため、どれだけ大口が相場操縦してもたかが知れてるのでは?」  ←これは私も同感です。相場に参加する、機関・個人の総資金量というのは天文学的な金額でしょうし、いち機関投資家ごときが相場操縦できるのだろうか・・・というのが本心です。

 

流動性の極端に低い新興銘柄ならともかく、日経平均株価は凄まじい流動性でしょうから、それこそ、日銀あたりが腰を上げる、国策としての円安誘導、これくらいはやらないと難しい気がします。(機関投資家に日銀や日本国ほどの力は無いと思います)

 

昔、ライブドア相場というものがありましたが、堀江氏とTV局と証券業界が作った人工的な相場でした。 指数を動かすためには、TV局、日銀、日本国あたりが動かないと無理な気がしますね。多分、機関投資家に相場操縦の影響力は無いです。

 

たまに個人投資家が日経平均を動かす~ などの本を書く人も見かけますが、ちょっと眉唾な気がしますね。指数を動かすには天文学的な金額が居ると思いますし、群集心理に影響を与えるのは群衆に対するカリスマのようなものを発揮しないといけない気がします。(堀江氏+TV局のタッグのような)

 

巨大な資金が相場を動かすのではなく、あくまで全プレイヤーの「思惑」が相場を形成するのだと思います。ライブドア相場でTV局と証券業界が「思惑」を誘導したように、現政権が円安方面に「思惑」を誘導しているように、リーマン・ブラザーズ破綻が恐怖の方向に「思惑」を動かしたように、値動きを決めるのは、資金量ではなく、「思惑」「心」だと思います。ですので、我々相場師はチャートを見た時、群衆の「心」が読めないといけません。

 

もし、この値動きがダマシだったとしたら? 騙された人間はパニックになって慌ててポジションを閉じるだろうから、そのポジションのクローズが燃料となって、トレンドが再開するはずなので、1番、割安で仕入れることができるローソクはこの辺りである・・・ という大衆の裏を読む心理  こういう部分でプロとアマが分かれる気がします。

 

プロというのは、アマの心理を熟知していて、アマが泣きながら切った部分で仕入れて、アマが鼻息フンフンの場所で売りつけて逃げます。アマの心理の逆を行くのがプロです。

 

機関に雇われているトレーダーたちも、その辺の大衆心理の虚と実、この辺りは熟知しているでしょうから、アルゴがどう、とか、ヘッジファンドがどう、とか影の黒幕を探すんじゃなくて、どういう層のトレーダーが引っかかるか、定石通りに動かなかったらパニックが起きて、教科書通りに売買している層はどういう心理状態になるか、だとしたら、大衆が泣きながら切った部分がおいしい仕入れ値で、鼻息フンフンの「おめでたい人達」に割高で買ってもらうには、ローソクのこの辺だよな・・・  という、大衆心理の「裏」を読む力が大事です。

チャートの「虚」と「実」が読めない間は、多分、犠牲者を卒業できないと思います。

大衆がぶん投げる所で入る! というのは心理的に大変キツく、私も不安の感情がいっぱいの中で歯を食いしばってエントリーします。

 よくぞ不安に耐えて、大衆の逆を行った! というご褒美が、割安での仕入れ値だと思っています。

90%の大衆は負けているのです。相場で稼ぎたかったら、負けている90%が投げる所で、不安の感情を振り切って入れるメンタルを持たなくてはいけません。

相場で使うテクニカルって幾つか有ると思うのですが、私は胸のうちに湧いてくる「不安心理」をテクニカルとして使っています。

不安心理が湧いてくるポイントは負けてる大衆がぶん投げる所であり、不安心理が湧く場所でエントリーをすると、相場の神様がご褒美をくれます。一度、チャート上で、「不安に耐えられずぶん投げたくなるポイント」を探してみてください。その辺りが絶好のエントリーポイントとなります。

日経平均先物取引は

①感情の上下幅が大きいので、資金を飛ばした経験の浅い人には、難易度が高い(値動き的な難易度ではなく、謙虚さを維持する難易度)

②原理的には日経平均連動型の投資信託と同じ値動きだが、心理的に違う

③大口機関投資家やアルゴリズム売買が稼げない原因ではなく、相場の群集心理と自分の注文が不調和を起こしているのが原因。黒幕など陰謀論。

この辺りが、日経平均先物取引に対する私の見解です。

 

 結論!)

・レバレッジは高ければ高いほど、勝てば天狗。負けたら鬱病。

・値動きが難しいのではなく、自分の感情の上下幅を小さくするのが難しい

・売買には「型」のような物がある

・相場の群集心理と、売買の「型」が合致した際、利益が出る

・売買の「型」を模索中の人はテクニカルの勉強を頑張るべし!

・売買の「型」が出来上がった人は検証を頑張るべし!

・売買の「型」も卒業し、検証も卒業したら、あとは自分の謙虚さをいかに維持するかの戦い。最後の課題は自分の成績をいかに安定させるか、それが最終課題。

・相場というのは数学的な物ではなく、多分に情緒的で心理的なもの。理系?文系?と聞かれたら、文系的。

・黒幕は多分、居ない。稼げない時期に思考がネガティブになっているだけ。機関投資家にTV局や日銀並の力は無い

・大衆は不安心理に勝てない。大衆がぶん投げるポイントが絶好のエントリーポイントになることが多い。

・負けている大衆心理(90%)の逆を行けるのが、稼ぐ10%

・負けている90%と同じ事をやっていれば、自分も90%になる(少数精鋭になれない)

・稼ぐためのノウハウは、売買の「型」と相場環境を合致させるしかない

・売買の「型」の1つをメルマガにて解説しています

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